テニスのフランス実業団大会(Championnats de France Entreprise)は21日にフランスのニースで1部決勝が行われ、テクニファイバー社がバボラ社に3−2で勝利し、2010年以来7年ぶり2度目の優勝を果たした。
今大会はフランス国内の社会人リーグで、1部は2グループ×6チーム、2部は4グループ×6チーム。各グループで1位になったチームが決勝へ進出する。
試合形式はシングルス4本、ダブルス1本。3試合の勝利が決まり次第、打ち切り。8人まで登録できるが、各試合にメンバー入りできるのは4人まで。正式社員のみ出場可能で、短期にプロとの契約などは禁じられている。
今年の決勝戦はテクニファイバー社がバボラ社に2−0とリードしたが2−2に追いつかれ、勝敗はダブルスに託された。
そのダブルスはテクニファイバー社が大接戦の末にスーパータイブレークを制し、見事優勝を決めた。
テクニファイバー社は今大会のグループステージで過去に20度優勝しているメトロ社(パリ地下鉄)を下しての勝ち上がりだった。
キャプテンのトマ・ゲールは「フランスを代表するテニスメーカー2社であるバボラとテク二ファイバーが決勝で戦えたことは大変嬉しく思います。これから一緒にフランスのテニス市場、そして世界のテニス市場を盛り上げていきたいと思います」とコメント。
続けて「今年のテク二ファイバーのチームは異なる部署で働いている社員が集まり、素晴らしいチームを作ることができ、優勝候補のメトロ社とバボラ社に勝つことができました。」
「テニス市場、テニスプレーヤー、テニスファンに近いブランドであり、その資産を活かして商品の開発・企画・販売を行うことがテク二ファイバー社のモットーです。つまり、私たちテニスプレーヤーがテニスプレーヤー向けに最高の商品を作るブランドです。このスローガンを忘れず今後オンコート・オフコートでの良い成績が続くように頑張ります」と語った。
キャプテン:トマ・ゲール(海外営業部シニアマネージャー)
※日本出張のため、決勝戦は不在。
クリストフ・ダミアン(サプライチェーンマネージャー)
マクシム・ピウ(フランス国内営業)
ピーター・バン・へク(オランダ国内営業)
ビクター・ハンベール(商品企画部)
パトリス・シャブレル(商品企画マネージャー)
テクニファイバー社ナンバー1のセミプロであるマクシム・ピウは、一昨年のクラブ対抗戦で2001年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ファイナリストの
A・クレマン(フランス)に勝利していた。
また、バボラ社ナンバー1のドミニク・コエンは、ATPの世界ランキングで元400位。
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