BBC(英国放送協会)は1日、女子テニスで今年9月に現役を引退した
伊達公子を「100 Women(100人の女性)」に選出した。
「BBC 100 Women(100人の女性)」とは2013年に開始し、毎年様々な分野で影響力を持ち、人の心を動かす女性100人を世界中から選出。記事やテレビ放送、ドキュメンタリーを通して世界に紹介している。
今年8月に現役引退を発表した伊達は、9月の引退会見で「今回の引退というのは必ずしもテニスと(自分を)切り離す気持ちではないです。これからも競技者ではなくなってもテニスと向き合いながら、テニスに対する思いはずっと持ち続けて、常に自分の隣にテニスがある人生にしていきたい。本当にテニスと出会えて良かったなと思います」と述べていた。
現在47歳の伊達は1996年に引退。2008年に現役復帰し、2013年には全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で1968年のオープン化以降最年長勝利をあげ、同年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では最年長となる3回戦進出を果たし当時世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)とセンターコートで対戦した。
今年は左膝のけがからの復帰戦となったカンガルーカップ国際女子オープンテニス2017(日本/岐阜、ハードコート)は1回戦で敗れたが、チャンウォン女子チャレンジャー(韓国/チャンウォン、ハードコート)で勝利をあげた。
その後はジャパン ウィメンズオープン(日本/東京、ハード、 WTAインターナショナル)1回戦で当時世界ランク67位の
A・クルニッツ(セルビア)にストレートで敗れ、2度目の現役引退となった。
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