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ティーム ゴファン戦へ意気込み

男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は15日、グループ・ピート サンプラスのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第4シードのD・ティーム(オーストリア)が繰り上がりで出場のP・カレノ=ブスタ(スペイン)を6-3, 3-6, 6-4のフルセットで下して1勝をあげ、準決勝へ望みをつないだ。

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「ツアーではこれまで彼(カレノ=ブスタ)に4勝している。チャレンジャー大会では彼に負けてもいる。対戦成績には下部大会は数えられていないから、あまり気にしていない。いつも今日のようなタフな試合になる。それでも今日のプレーには満足しているし、最終的に勝利できたことは嬉しく思う。」

この日、ティームは2度のブレークに成功して第1セットを先取するも、続く第2セットでは3度のブレークチャンスを活かすことが出来ずに落とし、セットカウント1−1となる。

その後、ファイナルセットではファーストサービスが入った時に88パーセントと高い確率でポイントを獲得したティームが取りきり、勝利を手にした。試合時間は2時間6分。

第1シードで出場していたR・ナダル(スペイン)が膝の怪我により棄権したため、カレノ=ブスタが繰り上がりで出場している。

ティームは、ナダルの棄権について「ここにいる誰もが他の選手のことを知っている。もちろん、みんなラファ(ナダル)が怪我をしていたことも知っていた。それは彼の試合を見ても明らか。この大会を戦い抜けないのも明白だった」と語った。

ティームが所属するグループ・ピート サンプラスでは、同日の試合で第6シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が2勝目をあげて準決勝進出が決定。残る1枠をかけて、ティームは第7シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦。この試合の勝者が4強入りとなる。

「金曜日の試合で準決勝進出のチャンスがあることには嬉しく思っている。勝った方が先へ進む。これまでも大切な試合をしてきた。お互いのことを良く知っているし、どうなるかは分からない。タフな試合になるだろうが、準決勝へ進めるように全力を尽くすまで。」

最後に、ゴファンと仲の良いティームは「今年はシーズン前のトレーニングも少しだが一緒に行った。良い練習もできたし、オフコートでも良い時間を過ごした。良い関係を築いている」と話すも「彼はとても早いタイミングでボールを打ってくる。あまり時間を与えてくれない。だから先手を打ちたいし、先手を打たれないようにしたい」と意気込みを語った。

今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。

獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。

【グループ・ピート サンプラス】
(1)R・ナダル 棄権 0勝1敗
(4)D・ティーム 1勝1敗
(6)G・ディミトロフ 2勝0敗
(7)D・ゴファン 1勝1敗
(補)P・カレノ=ブスタ 0勝1敗

【グループ・ボリス ベッカー】
(2)R・フェデラー(スイス) 2勝0敗
(3)A・ズベレフ(ドイツ) 1勝1敗
(5)M・チリッチ(クロアチア) 0勝2敗
(8)J・ソック(アメリカ) 1勝1敗

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