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フェデラー戦に迷いのゴファン

男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は17日、グループ・ピート サンプラスのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第7シードのD・ゴファン(ベルギー)が第4シードのD・ティーム(オーストリア)を6-4, 6-1のストレートで破り、初の準決勝進出を果たした。

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この日、ゴファンは第1セット序盤でゲームカウント0−3とリードを許したが、ティームからミスを誘い出してセットカウント1−0とする。第2セットは第2ゲームから6ゲームを連取する猛攻で、準決勝進出の最後の1枠をかけた大一番を1時間11分で制した。

「序盤の自分のプレーは悪いと思わなかったから、最初の3ゲームでパニックにならなかった。彼(ティーム)の出だしには驚いた。スライスを使って変化をつけたり、動きも良かった。攻撃的なリターンが挽回の鍵だったかもしれない。ブレークバックしたくらいから、彼はストロークに苦しんでいた」

ゴファンは準決勝で第2シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。6年ぶり7度目の優勝を狙うフェデラーはグループ・ボリス ベッカーを3戦全勝で1位通過している。

両者は7度目の対戦で、フェデラーに6連敗中のゴファンは「ロジャー(フェデラー)を倒す鍵を見つけたことがない。正直、明日は何をすればいいか分からない。でも、何かトライしてみようと思っている。何か違うことを、これまでやったことがない何かを。自分は必ず何か違うことをやりたい」と意気込んだ。

今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)から膝にテーピングを施していることについては「テープをしている方が、より良い気持ちでプレーできるから。シーズンが終わるまでは続ける。まだ膝に違和感を感じている。それでも試合は続くから、テーピングをしてプレーする決断に至った」と説明した。

今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。

獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。

【グループ・ピート サンプラス】
(1)R・ナダル(スペイン) 棄権 0勝1敗
(4)D・ティーム 1勝2敗
(6)G・ディミトロフ(ブルガリア) 3勝0敗
(7)D・ゴファン 2勝1敗
(補)P・カレノ=ブスタ(スペイン) 0勝2敗

【グループ・ボリス ベッカー】
(2)R・フェデラー 3勝0敗
(3)A・ズベレフ(ドイツ) 1勝2敗
(5)M・チリッチ(クロアチア) 0勝3敗
(8)J・ソック(アメリカ) 2勝1敗

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