男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は22日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク36位の
錦織圭を6-3, 6-2のストレートで下して3連覇と史上初の同一大会11度目の優勝を飾ると同時に、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜き歴代最多の31勝目をあげた。
>>錦織2回戦 1ポイント速報<<>>錦織らバルセロナ対戦表<<この試合、ファーストサービスが入った時に74パーセントの確率でポイントを獲得したナダルは、錦織に1度しかブレークを許さず、1時間33分で今季初優勝とキャリア通算76勝目を飾った。
世界ランク1位のナダルは、昨年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)でマスターズ30勝目をマーク。それまで単独でマスターズ歴代最多優勝記録を保持していたジョコビッチに並んでいた。
モンテカルロ・マスターズに14年連続15度目の出場となったナダルは、初優勝を飾った2005年から2012年にかけて前人未踏の8連覇を達成。昨年は決勝で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を下して2連覇とオープン化以降初となる同一大会で10度の優勝を飾る偉業を成し遂げた。
今シーズンは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で膝のけがから復帰したが、
M・チリッチ(クロアチア)との準々決勝を途中棄権。その後は再びツアーを離れていたが、4月上旬の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 スペインvsドイツ(スペイン/バレンシア、レッドクレー)ではスペインのエースとしてシングルスで2勝をあげ、母国の4強入りに大きく貢献した。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク58位の
A・ベデネ(スロベニア)、3回戦で同38位の
K・カチャノフ(ロシア)、準々決勝で第5シードの
D・ティーム(オーストリア)、準決勝で第4シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を破って決勝まで勝ち上がった。23日発表の世界ランキングでは1位をキープすることが決まっている。
一方、2016年のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以来4度目の「ATPマスターズ1000」決勝進出を果たした錦織だったが、惜しくも初優勝とはならなかった。
また、ナダルは23日に開幕するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)に第1シードで出場。初戦の2回戦では世界ランク75位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)と同418位の
A・ハイデル=マウアー(オーストリア)の勝者と対戦する。
第14シードの錦織は、初戦の2回戦で世界ランク43位の
杉田祐一と同68位の
G・ガルシア=ロペス(スペイン)のどちらかと顔を合わせる。
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【配信予定】
2018年4月15日(日)〜4月22日(日)
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