男子テニスで世界ランク651位の
清水悠太(三菱電機)は25日、tennis365.netのインタビューに応じた。
18歳の清水は、ジュニア最後のシーズンとなった昨年8月のダンロップ スリクソン全日本ジュニアテニス選手権'17(大阪/大阪市、靱テニスセンター)で単複2冠を達成し、
堀江亨とペアを組んだ全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアのダブルスで日本人同士のペアで四大大会ジュニア初の準優勝。
ジュニア最後のトーナメントの大阪市長杯 世界スーパージュニアテニス選手権大会(兵庫県/ブルボンビーンズドーム、室内ハード)では優勝を飾り、今年4月にプロ転向した。
【ミズノとのブランドアンバサダー契約】清水はプロへ転向した今年4月から、スポーツメーカーのミズノとブランドアンバサダー契約を締結。ミズノ製テニスシューズ・アパレルを着用して戦う傍ら、改良や開発に対するアドバイスをすると共に、宣伝・広報活動にも協力する。
「4月から新しくミズノさんにサポートしていただくということで(気持ちが)一転して、新しく頑張ろうという気持ちになりました」
ミズノのギアについて清水は「テニスは動きがすごく大事で、それをサポートするシューズはとても重要。動きやすく、一番は足の疲労感が少なく感じているので、すごくいいと思います」
「(試合後に)疲れが残りにくいです。(試合当日も)まだ戦えるな、次の日も万全の状態で臨めるなと感じています」と話した。
【プロとジュニアの違いは?】清水は今年1月の中国 F1フューチャーズ(中国/安寧、クレー、ITFフューチャーズ)では早速初優勝を飾った。
「生活自体は高校時代とそこまで変わらないですが、プロになった時点でここからは後戻りはできないという気持ちです。意識的にはジュニアの頃も(プロと)同じような気持ちでやっていました。これから頑張っていこうと思っています」
ジュニアの頃から世界トップレベルの環境で戦ってきた清水は、ジュニア選手とプロ選手の違いについて「プロとして生きている選手たちなので、気持ちの強さというのがプレーをしていて感じますし、ジュニアより頭を使ったりといった巧みなプレーが多くてなかなか勝つのが大変です」
「パワー自体はそんなに変わらないと思いますけど、考え方だったり、組み立て方が全然違います」とコメント。
続けて、対戦してみたいのは「
R・フェデラー(スイス)選手。世界のトップに居続けている選手なので、そういう選手のテニスだったり、生活・考え方などいろいろなところを見て盗んで自分の成長に取り入れたいです」と明かした。
【プロ1年目の目標は?】「今年1年で世界ランキングを300位台まで上げて、フューチャーズとかでも3〜5勝できればいいなと思います。今年は三菱電機さんに所属させてもらっているので、三菱全日本テニス選手権大会(東京/有明コロシアム、ハード)でもいい結果を出したいです」
持ち前のフットワークで、コートを広く使ったテニスを得意とする清水は自身の課題について「今までは自分が動き回って長いラリーでポイントを取ってきていたんですけど、これからは体力的な面も考えて早い展開で攻めていけるようなテニスを目指して練習しています」と述べた。
最後はファンに向けて「動きには自信があるので、そういう素早い動きを見てほしい。こういう小柄なプレーヤーなので、子どもたちのいい目標になれたらいいなと思います」と締めくくった。
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