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ナダル「自分の道に進むだけ」

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク129位のS・ボレッリ(イタリア)との2日がかりの戦いを6-4, 6-3, 7-6 (11-9)のストレートで制し、初戦を突破した。

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この日ナダルは、過去5連勝のボレッリに第3セットのタイブレークでセットポイントを握られたが、フォアハンドの強打で押し切るなど底力を発揮。2時間57分で勝利した。

「いい試合だった。難しい試合でもあった。なぜなら、彼(ボレッリ)はとてもアグレッシブなプレーをしていた。特に1回戦では、どんなボールもハードヒットするような選手との対戦はいつも難しい。100パーセントのリズムを見つけることが難しかった。自分が有利なポイントは、それほどなかった」

セットポイントを握られた時については「ただ次のポイントだけに集中していた。それしかない。目の前の1ポイントだけを考えていた。セットを落としたからといって何か起きるわけではない。もしセットを取られても、次のセットが始まる準備をするだけだった」と冷静な考えでプレーしていたことを明かした。

ナダルは、今大会の予選決勝で敗退したボレッリについて「彼は予選の最終ラウンドで0-6, 2-6で負けていた。一体、どうやったら彼がそんな負け方をしたのか分からない」とコメント。

ボレッリに勝利したことで、ナダルは全仏オープンで10試合連続のストレート勝ちとなった。同大会で最後にセットを落としたのは2015年で、その時は準々決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れた。2016年は3回戦を棄権している。

これまでのテニスの歴史で、芝ではあまりいいプレーができないからウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)には行かないと言った選手が何人かいた。

ナダルは「他の選手の決断をリスペクトしているだけ。これまでも言ってきたけど、ただ自分の道に進むだけ。よりいい選手になったり、より向上させるためにしなければいけないことだけを考えている。他の選手が下した決断に対して何かを言う立場ではない。彼等は彼等のために決断するし、自分は自分のために決断をするだけ」と自身の見解を述べた。

前人未踏11度目の優勝へ向け、ナダルは2回戦でG・ペラ(アルゼンチン)と対戦する。

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【放送予定】
2018年5月27日(日)〜6月10日(日)
 
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(2018年5月30日15時04分)

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