テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク138位の
E・ガルビス(ラトビア)は第24シードの
錦織圭に6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (10-12), 1-6の逆転で敗れ、大会初のベスト8進出とはならなかった。
>>錦織vsジョコ 1ポイント速報<<>>錦織らウィンブルドン対戦表<<元世界ランク10位のガルビスは今大会の予選を突破すると、1回戦で地元のJ・クラーク(英国)、2回戦で第27シードの
D・ズムル(ボスニア)、3回戦で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をそれぞれフルセットで破り、大会初の16強入りを決めた。
迎えた錦織との4回戦は第1セットを先取する好スタートを切った。しかし第2セットを落とすと、第3セットのタイブレークでは芝に足を滑らせて左膝を負傷し、試合は一時中断。再開後はセットポイントを握るもセットカウント1−2とすると失速し、3時間28分で力尽きた。
試合後の会見では「少し靱帯を負傷したから、ドクターに診てもらう。あまりよくはない。回復が必要だと思う。きっと2・3週間だろう」と、けがの状況を明かした。
ガルビスは途中棄権も考えたと話した。
「トレーナーからは悪化させないようにしなければいけないと言われた。だからテープを巻いた。テーピングをしたから少し安心した。棄権は避けたかった」
第2セットを落としたことについては「第2セットは取るべきだった。リターンで、もっと攻撃的なプレーをすべきだった。それができていなかった」と悔やんだ。
試合中、右腕のマッサージを受けるなどしていた錦織については「彼(錦織)の肘がどうだったかは分からなかった。痛みがなくなったかどうか分からないけど、彼は何とか戦い抜いていた。もし第2セットの序盤でブレークできていたら、試合は違う結果になっていたかもしれない。彼も棄権を考えていたはず」と述べた。
「彼が苦しんでいると見えたし、第2セットの彼のサービスはあまりよくなかった。それでブレークしなければという余計なプレッシャーにもなっていた。彼は素晴らしいファイター。今日はそれを証明していた」
予選から6試合連続で勝利したガルビスは「最高だった。今はこうしてけがをしてしまったことに落胆している。練習を続け、今後もクレーの大会に出ようとしていた。今はそれが危険。ドクターに診てもらい、1番早い回復の方法を探す必要がある」とコメント。
「世界3位の選手(ズベレフ)にも勝利した。そんな選手も倒せると証明できた。それはいいことだった」
一方、ウィンブルドン初のベスト8進出を果たし、日本人男子で1995年に8強入りした
松岡修造以来23年ぶりの快挙を成し遂げた錦織は、準々決勝で第12シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは4回戦で世界ランク40位のK・カチャノフをストレートで下しての勝ち上がり。
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【配信予定】
2018年7月2日(月)〜7月15日(日)
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