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涙のデルポ、ジョコを称賛

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会最終日の9日、男子シングルス決勝が行われ、第3シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 6-7 (4-7), 3-6のストレートで敗れ、2009年以来9年ぶり2度目の優勝とはならなかった。

決勝戦、デル=ポトロは第1セットを落とすと、第2セットもジョコビッチにリードを許す苦しい展開に追い込まれる。第6ゲームではブレークバックに成功してタイブレークへ持ち込むも、2セットダウンの崖っぷちに。

第3セットも流れはジョコビッチ傾き、2度のブレークを許したデル=ポトロは3時間16分で力尽きた。

デル=ポトロはジョコビッチと握手を交わした後、ベンチで涙を流した。

会見で「さっきまで泣いていた。今日は敗者になって、とても悲しかった」と述べたデル=ポトロは「ノヴァーク(ジョコビッチ)はトロフィーを掲げるに値する。最高の試合をし、とても賢いプレーをしていた。第2・第3セットは自分にもチャンスがあった。限界まで戦い、ウィナーを狙った。そして、ノヴァークはいつもどこにでもいて、それをすることができなかった。彼は最高のチャンピオン」と称えた。

「全てを楽しんだ。最悪なことは、チャンスを活かすことができなかった。でも友人がトロフィーを掲げているのを見たら、それも素晴らしかった。ノヴァークがチャンピオンでうれしい。また来年、この大好きな大会で再びトロフィーを獲得できるように戻ってきたい」

ジョコビッチは今回の優勝でP・サンプラス(アメリカ)に並ぶ歴代3位タイの四大大会14勝目をあげた。20勝のR・フェデラー(スイス)と17勝のR・ナダル(スペイン)の記録をジョコビッチは超えるかと問われたデル=ポトロは「もちらん、彼ならできるだろう」と口にした。

「1年間で2度のグランドスラム優勝。彼は健康。そして素晴らしいチームも彼をサポートしている。彼やラファ、ロジャーもこれからグランドスラムで戦ってほしい。僕らも彼等に対してできることをするまで。でもノヴァークはテニスというスポーツの歴史を塗り替えるための全てを持っている」

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(2018年9月10日19時01分)

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