【2018年 振り返り】7月2日からウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)が開幕。順当に勝ち上がった錦織は、4回戦で元世界ランク10位の
E・ガルビス(ラトビア)と対戦した。錦織は第1セットを落としたものの、そこから3セットを連取し、大会初のベスト8進出。1995年の
松岡修造以来23年ぶりに日本人男子8強入りを果たした。
錦織は試合後の記者会見で「今までこの(4回戦)壁を破れなかったので、うれしい気持ちもあります」と語った。一方、敗れたガルビスは「彼は素晴らしいファイター。今日はそれを証明していた」と称賛した。
4強入りをかけて錦織は、準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)と激突。一時はセットカウント1−1とするものの、ジョコビッチのストロークに苦しみ、2時間35分で力尽きた。
試合後、錦織は「彼(ジョコビッチ)のディフェンス力はトップ。攻めきれなかった。最後まで崩せない。崩すのが1番大変な選手。弱点がない」と脱帽した。
大会後、休養を挟んだ錦織は7月30日に開幕するシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、 ATP500)に出場。3回戦で
D・シャポバロフ(カナダ)をストレートで破ったが、続く準々決勝で
A・ズベレフ(ドイツ)にフルセットで敗れた。
【錦織 2018年7月】<シティ・オープン>
準々決勝 6-3, 1-6, 4-6 A・ズベレフ
3回戦 7-6 (7-1), 6-3 D・シャポバロフ
2回戦 6-3, 6-4
D・ヤング(アメリカ)1回戦 Bye
<ウィンブルドン>
準々決勝 3-6, 6-3, 2-6, 2-6 N・ジョコビッチ
4回戦 4-6, 7-6 (7-5), 7-6 (12-10), 6-1 E・ガルビス
3回戦 6-1, 7-6 (7-3), 6-4
N・キリオス(オーストラリア)2回戦 2-6, 6-3, 7-6 (9-7), 7-5
B・トミック(オーストラリア)1回戦 6-2, 4-6, 7-6 (7-3), 6-2 C・ハリソン
「
大坂なおみ 開花〜完璧主義者が描く未来〜」
日本人男女で初となるグランドスラムシングルス優勝を成し遂げた大坂なおみ。突出した才能が開花した2018年を豊富な独自取材を元に振り返る。
【放送予定】
12月8日(土)よる6:00
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