男子プロテニス協会のATPは29日に公式サイトで、世界ランク9位の
錦織圭を特集した。
>>錦織らブリスベン国際 対戦表<<>>錦織 初戦1ポイント速報<<錦織は2017年のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)以降、手首のけがの治療でツアーを離脱。その治療を続けるために全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を欠場した。
錦織は2018年の1月にATPチャレンジャーから復帰を始めるも、同大会の1回戦で当時世界ランク238位の
D・ノビコフ(アメリカ)に敗れた。
しかし、シーズンが進むにつれてベストのテニス、さらに重要な健康も取り戻した。シーズンを締めくくるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)への出場権も獲得し、予選ラウンドロビン初戦では
R・フェデラー(スイス)を破った。
「自分のテニスを取り戻すのに多少の時間がかかった。同時に手首の痛みもあった。100パーセント治すためにも時間が必要だった」とブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)から2019年をスタートさせる錦織は振り返った。
「あの時はシーズンをトップ10入りして終われるなど想像もしていなかった。でもロンドンの最終戦出場で終えることができたことは、とてもうれしく思っていた」
錦織は、ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)の準優勝やウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)8強進出など、早い段階でベストなテニスの兆しを見せながらも、Nitto ATPファイナルズへの出場は視野に入っていなかった。
「明らかに前進だった」と語るのは錦織のコーチであるD・ボッティーニ氏。
錦織にギアが入った。Nitto ATPファイナルズまでの6大会では全てベスト8以上の成績を残す安定感を見せた。特に全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではベスト4進出を果たす活躍だった。
オフシーズンの間、錦織は10代から拠点としている第2の故郷であるアメリカのフロリダにあるIMGアカデミーで練習とトレーニングを積んだ。シーズン終盤の勢いを継続させるためにあらゆる手を尽くしている。
錦織は日本に残ることもできたがテニスに集中するため、日本を離れIMGアカデミーへ移ることを選択していた。
「13歳から現在に至るまで、彼が成功するのは分かっていた」と述べたのは、錦織のジュニア時代のコーチであるP・フォーシス氏。
12月29日に29歳の誕生日を迎えた錦織は、プロテニス選手として成功をおさめてきた。多くの日本メディアが12月半ばにフロリダで行われたメディア・デイに押し寄せ、新しいシーズンへの準備の一部始終を記録していた。
ボッティーニ氏は「彼(錦織)はマイケル・ジョーダンのようで、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナのよう」と錦織のスター性について語った。
「彼を描いた飛行機があると聞いた。それは驚くべきこと。彼は日本でアイドル」とフォーシス氏も語る。
錦織の勢いは衰える様子を見せない。さらなる上昇を続け、高い目標を設定したいと思っている。
「またトップ5に返り咲きたいと願っている。そして大きな大会で優勝したい」と錦織は2019年への抱負を語っていた。
「全豪オープンテニス」
2019シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープンテニス。全米女王に輝いた
大坂なおみ、そして錦織圭が頂点を目指す!現地の感動と興奮を生中継でお伝えする!
【放送予定】
2019年1月14日(月・祝)〜27日(日)連日生中継[第1日無料放送]
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