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スティーブンス 辛くも8強

女子テニスのボルボ・カー・オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、プレミア)は4日、シングルス3回戦が行われ、第1シードのS・スティーブンス(アメリカ)が第14シードのA・トムヤノヴィッツ(オーストラリア)を4-6, 6-4, 6-4の逆転で下し、ベスト8進出を果たした。

2016年の同大会優勝者ののスティーブンスはこの試合、2度のブレークポイントを活かせずに第1セットを落とすと、第2セットも一時はトムヤノヴィッツに11ポイントを連取されるなど苦戦した。

しかし、徐々に調子を取り戻したスティーブンスは5ゲームを奪い取りセットカウント1−1に追いつく。迎えたファイナルセットではミスを連発するトムヤノヴィッツを攻め立て、2度のブレークに成功。2時間で勝利を決めた。

女子プロテニス協会のWTA公式サイトにはスティーブンスのコメントが掲載されており「今シーズンは良いスタートが切れていなかったから、ただ強く戦いきることだけを考えていた」と述べた。

「今日トムヤノヴィッツは本当に良いプレーをしていた。そのハイレベルなプレーが私のプレーのレベルも上げてくれた。はじめて『この相手を倒す!』という感じでプレーした。闘争心むき出しだったけど、自分がどんな感じだったかは気にしない」

「トムヤノヴィッツは今日あまりミスをしなかった。彼女は球に変化を加えてきて、私はリズムよく球を打ち続けられなかった。私が強打し始め、更に強めに打っていくとだんだんリズムがよくなってきた。相手が打ってくる球をしっかり返すことだけを考え始めた時、だいぶ落ち着くことができた。自分にとっては簡単なことではないけれどパニックにもならなかった。今日の自分は気持ちの切り替えがよくできていた」

「私たちはたくさん一緒に練習しているが、3度しか対戦したことがない。正直よくわからなかった。ただ自分のプレーをプラン通りにしようとし、それがよくできた。上手く表現できないけど、ただそれが上手くいったという感じだった」

スティーブンスは4強入りをかけて、準々決勝で第8シードのM・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは第10シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)をストレートで破っての勝ち上がり。

また同日に行われた3回戦では、第5シードのC・ウォズニアッキ(デンマーク)、第9シードのB・ベンチッチ(スイス)、第11シードのD・コリンズ(アメリカ)、第15シードのM・サッカリ(ギリシャ)、第16シードのP・マルティッチ(クロアチア)らが8強へ駒を進めている。

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(2019年4月5日19時32分)

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