テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
錦織圭は第2シードの
R・ナダル(スペイン)に1-6, 1-6, 3-6のストレートで敗れ、日本男子で1933年に4強入りした
佐藤次郎以来86年ぶりのベスト4進出とはならなかった。試合後の会見では「彼(ナダル)のプレーに飲み込まれた」と振り返った。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<錦織は、第31シードの
L・ジェレ(セルビア)(セルビア)との3回戦で4時間26分、さらに2日がかりの死闘となった
B・ペール(フランス)との4回戦は3時間55分におよび、3日連続の戦いを強いられた。
この日は序盤からナダルに圧倒され、第3セットもゲームカウント1−4とリードを許す。その後、第6ゲームを終えた時点で、雨による悪天候の影響により試合は一時中断。
約1時間後に再開されたがナダルの勢いを止めることができず、1時間51分で力尽きた。
「思ったより動けました。昨日の試合(ペールとの4回戦)のラストは全く動けなかった。精神的に、いい状態が続いていた。体とメンタル的には『意外と大丈夫だった』とコート上で思っていました」
苦戦が続く中でナダルらトップ選手との試合に臨む錦織は「毎回やる時に、体力の限界がきている」と述べた。
一方、3連覇と12度目の優勝を狙うナダルは、準決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは準々決勝で第24シードの
S・ワウリンカ(スイス)とのスイス勢対決を制しての勝ち上がり。
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