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杉田 敗れるも復活へ手応え

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は2日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク274位の杉田祐一は第3シードのR・ナダル(スペイン)に3-6, 1-6, 3-6のストレートで敗れ、2017年以来2年ぶり2度目の2回戦進出とはならなかった。

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2年前のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)でツアー初優勝を飾り世界ランク36位を記録した杉田は近年結果が出ずに苦しんでいたが、今大会の予選3試合に勝利してウィンブルドン5度目の本戦出場権を獲得。迎えた初戦の相手は四大大会18勝を誇るナダルだった。

杉田は第1セットの第1ゲームでミスを重ねるナダルからブレークに成功、第3ゲームでは15-40と再びブレークポイントを握った。しかし、このチャンスを逃すとナダルに勢いを与えた。躍動感溢れるプレーで激しいラリー戦を見せるも6度のブレークを許し、2時間1分で力尽きた。

試合後の会見では「最高の時間でした。こんな大きなコートでナダル選手と試合をすることは滅多にない。もっと試合をしていたかったです。全力を尽くしました」と振り返った。

続けて「大事な戦いは、ここからです。復活のきっかけにしなければいけないと思います」と確かな手応えを得ていた。

また杉田は6月下旬に入籍したことを発表しており「テニスは孤独なスポーツ。安心できる場所ができたのはいいこと。新しいテニスライフが始まると思います」と述べた。

一方、勝利したナダルは2回戦で世界ランク43位のN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは1回戦で同44位のJ・トンプソン(オーストラリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。

同日の1回戦では、第8シードの錦織が世界ランク113位のT・モンテイロ(ブラジル)をストレートで下し、8年連続8度目の初戦突破を果たした。同180位の内山靖崇は同94位のT・サングレン(アメリカ)に逆転で敗れ、四大大会初勝利とはならなかった。

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(2019年7月3日7時25分)

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