男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン（ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500）は２６日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードの
Ａ・ズベレフ（ドイツ）が世界ランク５８位の
Ｆ・クライノビッチ（セルビア）を2-6, 7-5, 6-2の逆転で破り、２０１４年以来５年ぶり２度目のベスト４進出を果たした。
この日ズベレフは第１セットを落とすと、第２セットもクライノビッチにリードを許してゲームカウント２−５の崖っぷちに。しかし、ここから５ゲームを連取してセットカウント１−１に追いつき、ファイナルセットでは３度のブレークに成功して２時間２０分の激闘を制した。
男子プロテニス協会ATPの公式サイトには、ズべレフのコメントが掲載されている。
「観客が後押しをしてくれた。元気をくれた。彼らが僕にこの試合を乗り越えさせてくれた」
「ベストなプレーができたわけではない。プレーは全くよくなかったから、どうにかして試合をひっくり返さなければならなかった。自分のリズムを見つけて、そこからもっと攻撃的にいけた。少し戦術を変えて、それがうまくいったんだ」
準決勝では、第４シードの
Ｎ・バシラシヴィリ（ジョージア）と対戦する。バシラシヴィリは準々決勝で、世界ランク７７位の
Ｊ・シャルディ（フランス）をストレートで下しての勝ち上がり。
ズべレフは「簡単にはいかないけど、楽しみにしている。僕は準決勝まできた。それが重要なんだ」と準決勝へ意気込んだ。
同日の準々決勝では、世界ランク７８位の
Ａ・ルブレフ（ロシア）、同５９位の
Ｐ・カレノ=ブスタ（スペイン）がベスト４進出を決めた。第１シードの
Ｄ・ティーム（オーストリア）はルブレフに敗れ、４強入りとはならなかった。
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