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ナダル 死闘制し全米V4

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は8日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第5シードのD・メドヴェデフ(ロシア)を7-5, 6-3, 5-7, 4-6, 6-4のフルセットで破り、2017年以来2年ぶり4度目の優勝を果たした。4時間30分を超える死闘を制したナダルは四大大会で19勝目をあげ、歴代最多20勝を誇るR・フェデラー(スイス)に迫った。

決勝戦、序盤からナダルはメドヴェデフの強打に押され、第3ゲームで先にブレークされる。続く第4ゲームではブレークバックして息を吹き返すと、サーブアンドボレーやフォアハンドのウイナーを決めるなどで第11・第12ゲームを連取して第1セットを先取。

第2セットも好調のナダルは第6ゲームでメドヴェデフからミスを誘い出してブレークすると、セットカウント2−0と勝利へ王手をかける。

第3セット、ナダルはスライスを取り入れたラリー戦でポイントを獲得して第5ゲームでブレークする。

しかし、今年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)から今大会を含め4大会連続で決勝へ進出、さらに男子で今季勝利数最多50勝を誇る驚異の23歳メドヴェデフに苦戦。第6ゲームでミスを重ねてブレークバックを許すと、第11・第12ゲームを連取される。

第4セットもブレークポイントを握られるナダルはピンチをしのぐも、第10ゲームでウィナーを決められてセットカウント2−2に追いつかれる。

ファイナルセット、第2ゲームでナダルはメドヴェデフのブレークポイントを振り切ると、第5・第7ゲームでブレークに成功。リードを守り今季4勝目、キャリア通算84勝目をあげた。

一方、敗れたメドヴェデフは惜しくも四大大会初優勝とはならなかった。

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(2019年9月9日10時08分)

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