男子テニスで世界ランク103位の
T・ベルディヒ(チェコ)は16日に現役引退を発表した。
>>ティームvsチチパス 1ポイント速報<<>>ATP最終戦の組み合わせ表<<34歳のベルディヒは今年8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)が現役最後の大会となった。その時は1回戦で敗退していた。
現在開催されているNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)のセンターコートに登場した元世界ランク4位のベルディヒは「いつも追い求めているレベルは高い成績であり、ランキングは上位にいるもの。今の自分の体は、それをさせてもらえない。いつも現状を現実的に見ている。自分自身や愛する人たちとこの決断を下した時は、大きな安堵だった」と明かした。
このコメントは、男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載されている。
これまでベルディヒは2005年のパリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)を含むツアー13勝をあげ、四大大会では2010年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝を飾った。また、国別対抗戦のデビスカップで2度の優勝に貢献した。
「夢だとは言わない。いい結果だったけど、それは多大な努力のあとについてくるもの。毎日準備をしていた。奇跡で起きてはいない。何の後悔もない。自分に起きた悪いことや否定的な経験には何らかの理由があった。いつも可能な限りベストを尽くしていた。どの試合にもしっかり準備していたし、コートに立つ時には100パーセントを注いだ」
「何の計画もしないことが今後の計画。これまでは多忙を極めていた。自分や全てを注いでくれた家族のために時間を持ちたい。今は時間ができた。子どもの頃から現在まで、テニスが自分の人生だった。それは変えられなかった。毎日を白紙状態で過ごしたい」
Nitto ATPファイナルズの会場にはベルディヒの他に、
D・フェレール(スペイン)、
N・アルマグロ(スペイン)、
M・バグダティス(キプロス)、
M・ユーズニー(ロシア)、
R・シュティエパネック(チェコ)、
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)、
M・ミルニ(ベラルーシ)、
M・マトコウスキー(ポーランド)も登場した。
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