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国枝慎吾・上地結衣 漸進〜Road to 2020〜

12月29日(日)午後5:00から放送するWOWOWテニスドキュメンタリー「国枝慎吾上地結衣 漸進〜 Road to 2020〜」のナレーションを工藤阿須加が務めることがこの度決定した。

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2019年、グランドスラムを未勝利で終えた車いすテニスの国枝慎吾と上地結衣。彼らの目標は2020年東京パラリンピックの金メダル獲得。番組では、勝負を見据えて突き進んだ2人の軌跡、そして2020年へ向け漸進する彼らの姿に迫る。

学生時代からテニスを始め、かなりの腕前で知られる工藤阿須加。そんな工藤に、ナレーションを撮り終えたばかりの感想やテニスについての話など、今回インタビューを行うことができた。

工藤は中学、高校とテニス部に所属し、プロテニスプレーヤーを目指していた。

「テニスを始めたきっかけは、アンドレ・アガシのプレーを見たことからです。とにかくあのサービスリターンがすごく素敵だった。でも、僕はひたすらベースラインの後ろから強いストロークを打つというスタイルでした 」と話す工藤。

プレースタイルが似ているのは強烈なフォアハンドのフェルナンド・ゴンサレスだと、かなり通好みの選手の名前を挙げてくれた。肩を故障したことから工藤はプロ選手を諦めたが、テニスは今でも「僕の体の一部です。僕にとっては 切って も切り離せない存在」と語るほど深い愛情を注いでいる。そしてテニスを通じて、錦織圭らのトップ選手と出会うこともできた。「テニスで経験したこと、そしていろいろな方に出会えたことは、かけがいのない宝物」と断言している。

そんな工藤だが、2019年は「連続ドラマW 孤高のメス」「なつぞら」「ニッポンノワール 刑事Yの反乱 」などのテレビドラマに出演し、役者としての仕事は絶好調。それだけに大好きなテニス中継を見る時間はあまり取れなかった。「本当は生中継で試合を見たかったのですが、時間がなくて最後まで見られないことが多かったです。それでもスマホで試合の結果をチェックしたり、テレビでハイライト映像などは確認したりして、いつもテニスの試合には注目しています」

2019年は錦織圭や大坂なおみを筆頭に日本人選手が活躍した年になったが、工藤はテニスの評論家ではないのでたいしたことは言えないのですが」と謙遜気味に前置きした上で「2019年は時代が動く前触れのような気がしました」と、テニスを深く愛する者らしいコメントを発した。「レジェンドといわれるフェデラー、ナダル、ジョコビッチが臨しているように見えても、次の世代の選手たちが切磋琢磨し合ってその先をしっかりと見ているように思います。大坂なおみさんも、勝ち負けを繰り返して、女王になるための壁を突きつけられた1年だったように思います」

それだけに2020年はとても楽しみな年になりそうだと言う。「大きな舞台であるオリンピックは選手たち に とってはすごく力が入る試合ですが、それを駆け抜けた後の選手の成長を見るのが楽しみ」と、オリンピック後の勢力図の変化にも注目していると語る。

そして、自身も大きく変わる年になると言う。「役者として成長するために、役者以外のことに挑戦することをいろいろと考えています。このナレーションの仕事もその1つだと思います。ドラマなどで面と向かって話すこととは違い、声だけでしか自分の良さは届けられないので、今回はいい勉強になりました」

今回のナレーションでは「番組を見てくださる方へ、選手たちが語る思いを言葉でサポートする役目だと思います」と語る工藤。ただ話すことに意識を集中するのではなく、選手たちの積み重ねてきた長年の努力や思いを汲み取りながら、ひと言ひと言しゃべるようにしたと言う。

今回の番組を通して、工藤は2019年の国枝慎吾・上地結衣の成績を詳く知った。ふたりに共通しているのは、2019年はグランドスラムのタイトルに1つも届かなかったシーズンになったことだ。その成績について、「ふたり にとっては決して満足のいくシーズンではなかったと思います。しかし、グランドスラムの決勝に進むことが、まずすごいことだと思います。日本を代表するトッププレーヤーとして、すごい成績を収めていると思います」と語る工藤。それだけに、2020年の両選手についてこう熱く語る。「『期待しています』『信じています』という言葉はかけたくないです。ふたりはファンからそう言われることを力に変えられる選手だと思いますが、僕の場合は『楽しんで』というような声をかけられるほうがうれしかったです。そう言われたほうが、選手たちは楽な気 持ちになれると思います。ですから『楽しんでください』『応援しています』という声をかけたいですね。とにかく、自分が満足できるようなテニスをしてもらえるのが、僕は一番うれしいです」と、選手経験がある工藤らしい応援コメントを出している。そして、東京パラリンピックはぜひとも会場で彼らの試合を見たいと言う工藤。「誰よりも大きな声を出して応援したいです!」

最後に 、国枝・上地についてあまり詳しくない人のために、彼らのどんな点に注目すればより面白く試合を楽しめるのかを聞いてみた。

「上地選手ですが、ご本人自身が公言している通り、すごく負けず嫌いな性格は有名です。けど、僕はとてもチャーミングな笑顔が好きなのです。本当に可愛らしい笑顔なのです。しかし、試合になるときりっとした表情になる。そのギャップがすごいので、ぜひそこに注目してください。そして、勝ったときのはじける笑顔がまたいいのです」と、上地の笑顔を絶賛する工藤。

一方、国枝に関しては「すごく優しい方だと聞いています。『頑張って』と声をかけると、笑顔で応えてくれる。そんな人柄をぜひ見てほしいですね 」 と語る。「ふたりとも日本のテニス界を引っ張っているすごい選手ですが、何よりもテニスの楽しさを伝えたいと思っている方々です。ですから、まずは気軽な気持ちで試合を見ると、それぞれの魅力をきっと発見できると思います」とアドバイスをしてくれた。そして、「まずは会場に足を運んで、じかに試合を見てほしいです」と熱く語った。

国枝慎吾・上地結衣に対して、そして、テニスに対して熱い想いを語ってくれた工藤阿須加 がナレーションを務める「 国枝慎吾・上地結衣 漸進〜Road to 2020〜 」は、12月29日(日)午後5:00からWOWOWライブで放送される。




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(2019年12月27日14時36分)

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