女子プロテニス協会のWTA公式サイトは27日、元世界ランク2位の
A・エーガー(アメリカ)の取り組みを特集した。54歳となったエーガーの現在の活動がまとめられている。
>>YouTube テニス365チャンネル<<<YouTube>1日密着【内山 靖崇】の素顔に迫る。錦織 圭について語る、迫力の練習映像を公開1980年、14歳のときにプロに転向し同年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で4強入りを飾るなどシングルスで10度のタイトルを獲得したエーガー。しかし、19歳で肩を負傷し、その後引退。現在は1985年に立ち上げた「リトルスター財団」で、ガンなどの重い病気にかかる子どもたちとその親を支援する活動をしている。
エーガーは同公式サイトで「私たちが現在対処している問題はたくさんある」と語った。
「リトルスターのプログラムに参加している家族に最善のサービスを提供し、彼らが必要としているものについてきちんと話し合いができている状態にしなければいけない。それは病院で安全に治療を受けることや物資の支援、そして自立するための物資を入手できるようになるための支援も必要。一部の家族、両親は仕事ができない状態の人もいるから、経済的な支援も行っている」
また、なぜこのような取り組みを始めたかについてエーガーは「現役時代から世界各地で病院や学校を訪問していた」と明かした。
「世界を旅する機会があったから、いろんなところで家族や子どもを見てきた。病院などを回るのは素晴らしいことだとは思うけど、1日1回の訪問で何かが変わるわけではない。1人ひとりが長期のケアを望んでいることに気づいたの」
そこから「リトルスター財団」を立ち上げたエーガーは危機的な状態にある子どもたちの生活を改善するため長期的なプログラムを作成するようになったという。
そして現在は新型コロナウイルスの影響を受ける医療の最前線に身を置いている。
「デトロイトの小児病院の医師やコロラドの医師、この状況下で戦っている医療従事者と常に連絡を取っている。必要不可欠なもの、経済的な援助など何が必要かを確認している。より多くの食事や物資が大事」
「私たちは常に忙しいけど、今はなおさら。睡眠時間も少なくなっている。この状況においては明らかに予算オーバーの状態。今年の後半には人々がまた寄付してくれることを願うばかり。もし経済的にゆとりがあれば、素晴らしい行いを求めている。私たちは一緒にこの難局を乗り越えていけるはず。どんな支援を選んだとしても、私たちにとって重要かつ決定的な違いを生むことができると信じている」
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