男子プロテニス協会ATPは22日に公式サイトで、カナダの元スポーツ選手であるウェイン・グレツキーとスティーブ・ナッシュが
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)らビッグ3に関して語ったコメントを掲載した。
【ダニエル 太郎】後編 ラケットバッグの中を公開、苦悩の2019年を明かす>>YouTube テニス365チャンネル<<カナダの元ホッケー選手で59歳のグレツキーと元バスケットボール選手で46歳のナッシュは共に国の伝説的選手であると同時に、テニスの大ファンとして共通点がある。
グレツキーは「もし決勝でフェデラー、ナダル、ジョコビッチの誰か2人の組み合わせが見られるとしたらとてもすごい。でもナダルとフェデラーの対戦は特別だ。僕は血が騒いでとても楽しみになるよ」と語った。
また、グレツキーは元世界ランク1位の
J・マッケンロー(アメリカ)の友人で、1981年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)決勝がお気に入りと明かす。試合はマッケンローが
B・ボルグ(スウェーデン)を下して初優勝を飾った。
「マッケンローとボルグはユニークなライバル関係にあった。僕の現役時代の頃だしそちらの方が親しみがある。今の選手たちはあの頃よりも上手くて強い。全く違う競技になっているし、どのスポーツもそうだと思う」
ナッシュは「ナダルかフェデラーと言われれば選べない。彼らがここまでベストを引き出してくれたことに感謝しているくらいだ。ジョコビッチも含め彼ら3人の試合を見るのはとても素晴らしいこと。全員が違う戦い方をしているが、みんな最高のプレーをする選手たちだ」と述べた。
「フェデラーが最初だった。彼は多種多様なストロークを持っていて、バックハンドのスライスやアングルショットがついてきた。フォアハンドは間違いなく武器で、そこにサービスとボレーなどが加わった」
「ナダルがプレーをしているとき、みんなが考えるのは彼の闘争心とどのスポーツ選手よりも強いメンタルだろう。でも年月が経つにつれ、僕は彼がボレーでミスをしているところを見た記憶がない。そこも含めてすごい選手だ」
「ジョコビッチは動きと柔軟性、しつこさだろう。彼がベストなプレーをしているとき、勝つのはほぼ不可能だ。彼はボールを何度も打たせてきて、ライン上に打たなければならないようにプレッシャーをかけてくる。彼の独特の戦い方だ」
ビッグ3のキャリア勝利数はフェデラーが103、ナダルが85、ジョコビッチが79となっている。
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