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「歴代史上最強プレーヤーは、、、?(男子編)」

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「歴代史上最強プレーヤーは、、、?(男子編)」

今回は、「歴代最強プレーヤーは誰か」をデータを元にピックアップしてみましょう。
(※)現役プレーヤー

世界ランキング1位に在位した期間は、



1.R・フェデラー(スイス) 310週(※)
2.P・サンプラス(アメリカ) 286週
3.N・ジョコビッチ(セルビア) 282週(※)
4.I・レンドル(アメリカ) 270週
5.J・コナーズ(アメリカ) 268週
6.R・ナダル(スペイン) 209週(※)
7.J・マッケンロー(アメリカ) 170週
8.B・ボルグ(スウェーデン) 109週
9.A・アガシ(アメリカ) 101週
10.L・ヒューイット(オーストラリア) 80週

世界1位だった期間が長いということは、最強を決める上で非常に参考になります。

ビッグ3が上位にいますね。

続いてグランドスラムを取った回数は、



1.フェデラー 20回(※)
2.ナダル 19回(※)
3.ジョコビッチ 17回(※)
4.サンプラス 14回
5.R・エマーソン(オーストラリア) 12回
6.R・レーバー(オーストラリア) 11回
6.ボルグ 11回
8.B・チルデン(アメリカ) 10回
9.F・ペリー(イギリス) 8回
9.K・ローズウォール(オーストラリア) 8回
9.コナーズ 8回
9.レンドル 8回
9.アガシ 8回

ビッグマッチに、勝てるかどうかも大事ですよね。

現役プレーヤーがトップ3を独占していますが、次はレジェンドプレーヤーにも焦点を当ててみましょう。



年間グランドスラムを2回達成しているロッド・レーバーも史上最強説のある選手です。



*全豪オープン会場にあるロッド・レーバーの銅像

レーバーはグランドスラムを11回取っているのですが、年間グランドスラムを2回達成しているのにトータルで11回は少ないと思いませんか。

実は、テニスのオープン化が関係しているのです。

レーバーが最初に年間グランドスラムを達成したのは、1962年で24歳のアマチュアの時です。

翌年プロに転向します。

この当時はグランドスラムはアマチュアしか出場できなかったのです。

1968年にオープン化し、グランドスラムにプロも出場できるようになった翌年の1969年に2度目の年間グランドスラムを達成したのです。

一番油の乗り切った25歳から29歳の5年間はグランドスラムに出場していませんので、もし出場していれば何回取っていたかわかりません。

当然その間は、プロで勝利を数々と上げていて、プロのメジャータイトルを8個取っています。
(全仏プロテニス選手権、全米プロテニス選手権、ウェンブリー選手権の3つがメジャー大会)

その頃、レーバーと実力を2分していた選手が、ケン・ローズウォールでレーバーより4つ年上で、21歳から33歳まではプロツアーに出場しており、グランドスラムにはその期間出ていないのに、グランドスラムを8回優勝しており、37歳で全豪オープンを優勝した最年長記録は未だに破られていない息の長い選手でした。

ちなみにプロのメジャータイトルを15個取っており、最多記録になっています。

最強を比較する上で参考になるのが、年間最高勝率です。



1.マッケンロー 1984年 82勝3敗(96.47%)
2.フェデラー 2005年 81勝4敗(95.29%)
3.ジョコビッチ 2015年 82勝6敗(93.18%)
4.コナーズ 1973年 87勝7敗(92.55%)
5.ボルグ 1979年 74勝6敗(92.50%)
5.レンドル 1986年 74勝6敗(92.50%)
7.ナダル 2018年 45勝4敗(91.84%)
8.G・ビラス(アルゼンチン) 1977年 132勝13敗(91.03%)
9.A・マレー(イギリス) 2016年 78勝9敗(89.66%)
10.レーバー 1970年 51勝6敗(89.47%)



29.錦織圭 2014年 54勝14敗(79.41%)

もし、年間勝率1位だった年の選手(1984年のマッケンロー対2005年のフェデラーのように)同士が試合をしたらどんな試合になるのでしょうか。
想像するだけで楽しくなります。

ほとんどのデータで上位に来るのは、やはりフェデラーです。

最強プレーヤーはフェデラーで決定してよろしいでしょうか。



「ちょっと待ったー」の声がしました。

ジョコビッチ対フェデラーの対戦成績、ジョコビッチの26勝23敗はどうします。

ナダル対フェデラーの対戦成績、ナダルの24勝16敗はどうします。


歴代史上最強の選手が、負け越していてはなにかおかしいですよね。

問題は、歴代最強を争う選手が今もなお、現役で戦っているのでまだ最強を決められないことです。

ちなみに、ジョコビッチ対ナダルの対戦成績、ジョコビッチの29勝26敗とほぼ互角です。


現在のビッグ3の戦いは、レーバーとマッケンローとフェデラーが同じ時代で戦っているようなものでもあります。

今はこの贅沢な時間を楽しみましょう。

ローズウォールは43歳でツアー優勝しています。

フェデラー、ジョコビッチ、ナダルも40歳過ぎてまだ戦っているかもしれません。

最強を決めるのは10年後にしましょう。

と言うことで、中居個人が選ぶマイフェバリットプレーヤーベスト5を発表しましょう。



第5位:S・エドバーグ(スウェーデン)(1983年デビュー1996年引退)
サービスandボレーがカッコ良かったです。バックハンドのダウンザラインはお手本でした。

第4位:J・マッケンロー(1976〜1992)
1980年、1981年のウィンブルドンでのボルグとの死闘は伝説。ボレーの天才。ナイキのウエアを初めて着用した選手です。

第3位:D・ブラウン(ドイツ)(2002年デビューの35歳)
ツアー優勝なし、最高位64位。ドイツ国籍のジャマイカン。運動神経はG・モンフィス(フランス)と同等。サービスはトップクラス、ボレーのセンストップクラス、ストロークが淡白で、すぐドロップショットを打ってしまうのですが、負けてもスカッとします。

第2位:R・フェデラー(1998年デビューの38歳)
2001年ウィンブルドン4連覇中のサンプラスに勝ったのは衝撃でした。サンプラスの7度優勝を更新する8度のウィンブルドン優勝。
10勝23敗だったナダルに、ラケットフェースを90平方インチから97平方インチにして、5連勝しました。

第1位:錦織圭(2007年デビューの30歳)
18歳の時、ツアー初優勝、全米オープンでフェレールに勝ち、AIGオープンで日本に凱旋。その時にうちの子供がサインをもらい、それ以降ずっと応援しています。2014年全米オープン準優勝の時に加入したWOWOWは今でも継続しています。まだまだピークはこれから来ると注目しています。

おまけのマイフェバリットマッチ3選をお届けします。



第3位:ラファエル・ナダルvsダスティン・ブラウン
2014年ATPワールドツアー500ハレ(芝)
6ー4、6ー1でブラウンが勝った試合。
翌年のウィンブルドンでもブラウンが勝ち、ナダルが芝ではブラウンとやりたくないと言ったとか言わなかったとか。
全仏オープン優勝後の初戦で、最強と思われていたナダルがボコボコにやられてしまい騒然となりました。

第2位:錦織圭vsロジャー・フェデラー
2014年マスターズ1000マイアミ
3-6、7-5、6-4で錦織が勝った試合。
最後のマッチポイントをジャックナイフでノータッチエースで決めたのがクール。前年のマドリード1000でも勝っておりフェデラー戦2連勝を飾りましたが、この年、後2回対戦しており、しっかりフェデラーが2連勝してお返ししています。

第1位:錦織圭vsノヴァーク・ジョコビッチ
2014年全米オープン準決勝
6-4、1-6、7-6、6-3で錦織圭が勝った試合。
M・ラオニッチ(カナダ)S・ワウリンカ(スイス)と2試合連続で4時間越えの試合を乗り越え迎えたジョコビッチ戦、熱狂したのが昨日のようです。
勝てば決勝でフェデラーと対戦と思っていたら、チリッチが勝ってしまい、錦織圭vsフェデラーが幻になり残念な気持ちと、勝率が良いチリッチとの対戦にワクワクした気持ちで、決勝の前は眠れなかったことを思い出します。

いかがでしたでしょうか。

史上最強決定戦を生で観られるなんて幸せですね。

ビッグ3に挑んでいく錦織圭にもエールを送りましょう。

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(2020年5月26日17時07分)

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