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元王者の全仏OPを特集

男子プロテニス協会のATPは27日に公式サイトで、1987年全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)2回戦のS・エドバーグ(スウェーデン) vs E・ウィノグラドスキー(フランス)を特集した。

当時世界ランク3位で、同年5月の時点で全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を含む4勝をあげていたエドバーグは、全仏オープン初優勝を狙っていた。

2回戦で対戦したウィノグラドスキーはワイルドカードで出場。キャリアの公式戦でわずか2勝しか挙げておらず、1回戦で当時世界ランク77位のM・フリーマン(アメリカ)に勝利して自身初のトップ100位選手からの白星を挙げていた。

試合はエドバーグが6-7, 6-7, 5-7のストレートで敗れて1985年以来2年ぶり2度目の3回戦進出を逃していた。

エドバーグは試合後に「第1セットは4-1でリードしていたが、彼(ウィノグラドスキー)を復活させてしまった。彼のサービスに付け込めなかった。上手く対処できずに試合中常に問題を抱えているような感じだった」と振り返った。

「彼が緊張している様子は見当たらなかった。いいショットを打ち続けて、僕は突破口を見つけられなかった」

エドバーグは1989年の全仏オープンで決勝へ進出するも、当時世界ランク19位だったM・チャン(アメリカ)にフルセットで敗れて準優勝。キャリアでの同大会の戦績は30勝13敗となった。

ウィノグラドスキーはエドバーグに勝利後、3回戦で敗退。この勝利がキャリア唯一のグランドスラム3回戦進出とトップ20位選手からの勝利となった。また、2004年から2011年まではJW・ツォンガ(フランス)のコーチを務めた。

今シーズンの全仏オープンは本来、5月24日から6月7日にかけて開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて9月20日から10月4日までの開催へ延期が発表されている。




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(2020年5月28日17時36分)

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