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ナダルの敗退「いつか起こる」

男子プロテニス協会のATPは1日に公式サイトで、2009年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)4回戦のR・ナダル(スペイン) vs R・ソダーリン(スウェーデン)を特集した。

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試合は初出場の2005年から4連覇中だった当時世界ランク1位のナダルが、同25位のソダーリンに2-6, 7-6 (7-2), 4-6, 6-7 (2-7)で敗れて大会初の黒星を喫した。

ナダルは序盤から攻撃的なプレーを緩めないソダーリンを抑えきれず、第1セットでは2度のブレークを許し先行される。第2セットを取り返すも、第3・4セットでプレーで落ち込みを見せないソダーリンから61本のウィナーを奪われて3時間30分で力尽きた。

同年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では決勝でR・フェデラー(スイス)をフルセットで下して初優勝を飾ったナダルは試合後に「これは悲劇ではない。いつかは起こることだ。今シーズンはとてもいいものだしね」と語った。

「もちろん敗退は悲しいけれど、できるだけ早く乗り越えなければならない。僕ら全てのアスリートはコートに行ったらどちらかが勝ち、どちらかが負ける。どんなことでも起こりうるし、どんな結果も同じように受け入れなければならないことはわかっている」

「彼(ソダーリン)のプレーは知っていて、どれほど危険なものかわかっていたから驚きはしなかったよ。ベストなプレーはできなかった。ボールは浅く、攻撃できずに彼にとって簡単な返球ばかりしてしまった」

現在ナダルは全仏オープンで12度のタイトルを獲得。戦績を93勝2敗としており、敗れたのは同試合と2015年のN・ジョコビッチ(セルビア)との準々決勝のみとなっている。2016年は3回戦で試合前に棄権したため、戦績には含まれていない。

一方で歴史的勝利を収めた当時24歳のソダーリンは同大会で初のグランドスラム決勝へ進出。フェデラーに敗れたものの、準優勝を果たした。




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(2020年6月1日15時01分)

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