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世界3位語る試合時のメンタル

女子プロテニス協会のWTA公式サイトは3日、世界ランク3位のKa・プリスコバ(チェコ)のインタビューを掲載した。試合時のメンタルコントロールや自宅での過ごし方などについて語っている。

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28歳のプリスコバはこれまで、16のシングルスタイトルを獲得。2016年には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を果たし、翌年には世界ランク1位を記録した。今シーズンは開幕戦のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、プレミア)で大坂なおみM・キーズ(アメリカ)らを下し、優勝を飾っている。

プリスコバは試合時のメンタルについて「もちろん神経質になっている。怖がってもいるし、イライラしている」と明かした。

「若い頃、例えば10歳とか12歳のときはたくさんのラケットを壊していた。両親は『ラケットはちょっと高いから壊さないでね』って言ってたの。ジュニア時代のうちにこの癖は直した。大会に出るようになってからはとにかく落ち着いていたいと思うようになったの」

「テレビで私を見ている人たちは『完全にアイスマスクだ』って思っているかもしれないけど、私は感情を持っていないわけでもないし、むしろたくさん感じていることはある。(試合中は)集中力を高めてパニックにならないように、落ち着くようにしている。コート上でいろいろ言うのは私の性格に合わない。集中力を失って試合どころではなくなってしまうの」

また、新型コロナウイルスの影響で満足なトレーニングができていない状況についても語った。

「これまでの過ごし方はとても良いと思う。少し期間が長い気もするけど、それは誰もが同じ感覚。私には2つのことがあったの。1つは家の中で楽しむこと。クローゼットの整理とかね。それらに飽きてくるとトレーニングや運動をしたり、毎日1、2時間テニスをした」

「約2カ月間。他のスポーツも挟むようにしたの。ジムとテニスだけだと変わり映えがしないから。誰にとっても難しいことだと思うけど、いくつかのポジティブな面を見つけることもできる。ツアー中は難しかった両親に会ったり、友だちに会うこともできる。それでも大会や旅が恋しい。すぐに全てが良くなることを願っている」

最後に、9月20日開幕へと開催延期が決まっている全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)への思いを語った。

「パリでは良い成績を収めてきた。3年前はそこで準決勝を戦っていた。パリの街が好きで、テニス以外にもやることはたくさんある。応援に来るフランスの人たちも素晴らしい人が多い。センターコートのフィリップ・シャトリエやスザンヌ・ランランでのプレーは良い思い出がある。今試合が出来ないのはとても寂しい」

プリスコバはこれまで全仏オープンでは2017年に4強入り。一昨年と昨年は3回戦進出を果たしている。




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(2020年6月4日7時38分)

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