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イバノビッチのGS初制覇を特集

女子プロテニス協会のWTA公式サイトは5日、元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)が優勝を果たした2008年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を特集した。

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【YouTube】緊急事態宣言解除後、初のテニスに挑む

2016年の7月にドイツ出身のプロサッカー選手であるB・シュバインシュタイガーと結婚したイバノビッチは同年末に現役引退を発表。その後第一子を出産し、昨年には第二子妊娠を報告した。

キャリア通算で15度のツアー優勝を誇るイバノビッチ。四大大会では2008年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾ると、同年の全仏オープンを制覇した。

今回、WTAは2008年の全仏オープンに注目。当時20歳のイバノビッチは第2シードとして出場し、悲願の四大大会初制覇を成し遂げた。

この大会、C・ウォズニアッキ(デンマーク)らを破り準決勝に進出したイバノビッチは第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)をフルセットで下し、決勝へ駒を進めるとともに、初の世界ランク1位獲得が確定した。

試合後「1位になる夢が叶って良かった。大会に集中していたから大きなサプライズ。素晴らしい成果だし、とても誇りに思う」と話していた。

決勝戦では第13シードのD・サフィーナ(ロシア)と対戦。6-4, 6-3のストレートで破り、初制覇を決めた。

「とても幸せな気分。言葉では言い表せないほど。グランドスラムで優勝することは小さい頃から夢見ていたことだから、この目標を達成することはスリリングなことだった」

その後、イバノビッチは世界ランクトップ20の主力選手として活躍したが、負傷やプレッシャーなどにより本来の力を発揮することができず、四大大会では2008年以降、決勝に進出することはできなかった。

現在、UNICEF(国際連合児童基金)アンバサダーを務めるイバノビッチは新型コロナウイルスに立ち向かうため継続的な支援を行っている。




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(2020年6月5日9時24分)

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