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【名勝負特集】ティームvsジョコ、全仏2019

tennis365.netは、過去の名勝負に注目。6日は2019年全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝のD・ティーム(オーストリア) vs N・ジョコビッチ(セルビア)を特集する。

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同大会では準決勝にトップ4シードが勝ち残り優勝を争った。同日には第2シードのR・ナダル(スペイン)が第3シードのR・フェデラー(スイス)を下して決勝へ駒を進めた。

雨や強風による悪天候の影響で2日がかりの死闘となった同試合でティームは、2016年以来3年ぶり5度目の決勝進出を狙ったジョコビッチを6-2, 3-6, 7-5, 5-7, 7-5のフルセットで撃破し、2年連続2回目の決勝進出を果たした。

第1セット、ティームは強風が吹き荒れミスを連発するジョコビッチを圧倒しリードする。第2セットではジョコビッチにドロップボレーを決められるなど流れを奪われる。第8ゲームをブレークされて1セットオールとする。

第3セットをティームが3-1でリードした時点で雨による悪天候で試合は翌日へ順延に。再開後は第11・第12ゲームを連取し勝利に王手をかける。

ティームはこの試合で幾度か警告を受けるなど集中力が欠ける様子を見せるジョコビッチを突き放そうとする。しかし第4セットの第11ゲームでダブルフォルトを犯してブレークされ、試合はファイナルセットへ突入する。

砂が巻き上がるなどの場面も多くありながら、両者一進一退の攻防が続く。第9ゲーム、ティームはジョコビッチに2本のマッチポイントをセーブされて追いつかれるも、第11・12ゲームを連取し4時間13分の激闘を制した。

ティームは試合後の会見では「壮絶な試合だった。ローランギャロスで初めてのフルセットマッチだった。あまりにも多くのアップダウンがあり、雨も降った。どちらが勝ってもおかしくなかった。最後は幸運にも、自分が少し上回っただけ」と語った。

一方敗れたジョコビッチは「ただ運が悪かった。今回のように、1・2ポイントで勝者を決める試合ではね」と振り返った。

「ティームは素晴らしいプレーをしていた。いいスライスとパッシングショットを打ってきた。最終的に彼が1球多くコートにボールを入れてきた。おめでとうと言いたい。なぜ彼が世界で最高の選手の1人なのかを証明した。決勝でもベストを尽くせることを祈っているよ」

ティームは決勝でナダルに3-6, 7-5, 1-6, 1-6で敗れるも、2年連続の準優勝を飾った。




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(2020年6月6日18時23分)

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