男子プロテニス協会のATP公式サイトは8日、ATPコーチプログラムに所属するテニス指導者への経済支援を目的として、限定コーチングイベントを開催すると発表した。
ツアー再開に関するアンケートを実施中【YouTube】守屋 宏紀がワッキーにフォアハンドを伝授、最後はタイブレーク対決ATPは「テニスファンにオークションなどを通して一生に一度の体験を入札する機会を提供していく。
B・ベッカー(ドイツ)、D・ケーヒル(オーストラリア)、
G・イバニセビッチ(クロアチア)、
I・レンドル(アメリカ)、
C・モヤ(スペイン)らを含む伝説的なATPコーチとのプライベート・レッスンを体験することができる」と発表。
「レッスンは2021年のATPツアーとグランドスラムの大会が行われる現地の会場で行われ、試合のチケット、極上のサービスなどがセットになっている」
このイベントで集まった資金は新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けたATPコーチプログラムのメンバーを支援するために分配され、収益の一部は新型コロナウイルス救済基金に寄付される。
ATP会長のアンドレア・ガウデンツィ氏は「コーチや大会が本当に信じられないようなユニークな体験をファンに提供できるのは素晴らしいことだ。新型コロナウイルスのパンデミックは多くの人々に影響を与えてきたが、それはコーチも例外ではない。このプロジェクトにより、今現在の不確定な時期にテニスファミリーの仲間を助けられるという事実は、テニス界の団結力を示すことができるだろう」とコメントした。
また、女子テニスで世界ランク3位の
Ka・プリスコバ(チェコ)のコーチを務めるダニエル・バルベルドゥ氏は「コーチは僕らのスポーツにおいて大きな役割を果たしており、より広いコーチングコミュニティを支援するために何か新しいことに挑戦したかった。大会や選手の多くがこの活動に賛同してくれたことを誇りに思いたい。ファンの皆さんにはこのような面白い試みを楽しんでもらい、忘れられない思い出を残してもらいたい」と語った。
男子ツアーは現在、新型コロナウイルス感染拡大により7月31日まで中止となっている。
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