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「適当に選んでいませんか?オーバーグリップテープでプレーが変わるかも」

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。

ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。

テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「適当に選んでいませんか?オーバーグリップテープでプレーが変わるかも」

その昔、ラケットのグリップは天然のレザーでした。

まだオーバーグリップが無い時でしたので、レザーを直に握ってプレーをするのですが、やはり汗で滑ります。

しっとりした仔牛の牛革が注目されていたのですが、高級品なので、革磨き専用の油でお手入れしたものです。

私の記憶では、ビタス・ゲルレイティスさんが包帯のようなものを巻いて使っていたのが、オーバーグリップテープのはしりではないかと思います。

その後、粘着剤を染み込ませたガーゼを巻くようになり、ついに現在でもドライタイプの定番アイテムであるトーナグリップが発売されます。

今ではドライタイプ、ウェットタイプ、穴あきタイプ、凸凹タイプなど色々な種類がありますが、トーナグリップが発売されたときは、ウェットタイプはまだ発売されておらず、汗っかきのプレーヤーはオーバーグリップを巻き、そうじゃないプレーヤーはレザーのまま使うという図式でした。

恐らく初めてのウェットタイプは、バボラのグリプシーだったと記憶しているのですが、極薄タイプでオーバーグリップを巻いても太くならないという画期的なものでした。

この頃は、グリップサイズ3、4が男性の普通でしたので、テープを巻くことで太くなってしまうのを嫌う方も多かったのです。

現在のように「必ず巻くから、ワンサイズ小さいグリップにしておこう。」という発想はありませんでした。

その後各メーカーからウェットタイプのオーバーグリップが発売され、汗の吸収に優れたものや、フィット感に優れたものや、耐久性にこだわったものなど多種多様に進化していきました。

現在では90%以上(ギーク調べ)の方がオーバーグリップを使用しています。

大きく分類すると、ウェットタイプ、ドライタイプ、凸凹タイプの3つになります。

それぞれの特徴を知り自分に合ったものを見つけるのもテニス上達に必要なことです。



ウェットタイプは、最も使用率が高く、手のひらにピタッとくっつくようなフィーリングで滑り止めの効果抜群です。0.4mm以下の極薄タイプ、1.0mmの倍厚タイプ、汗の吸収を早めた穴あきタイプなどの種類があり、0.5mmから0.7mmが通常の厚さになります。

ドライタイプは、表面が乾いてサラッとしており、手のひらの汗を素早く吸収してくれます。汗っかきの方や気温が高くなる季節にはドライタイプが良いでしょう。ドライタイプは摩耗が早く、交換時期が早いので、大量パックがお得です。

凸凹タイプは、握力の弱い方や握りをしっかりさせたい方向きです。ラケットをクルクル回す方には、凸凹が引っかかってやりづらいかもしれません。


ここからは、個人的に好きなオーバーグリップを紹介していきます。



ウェットタイプは、柔らかくてクッションがあるものが好きなのでボウブランドのBOW001をよく使います。0.7mmと少し厚めでテープの伸縮性があり、巻くのが苦手な人でもシワがよらずに巻けます。

イギリスのブランドなのに日本製というのが不思議なところです。(インドネシア製もあります)



オンラインショップページ(ボウブランドBOW001)はこちらへ
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ヨネックスのモイストグリップも甲乙つけがたいフィーリングです。0.65mmで、ウェット感、吸水性に優れています。

展開カラーがホワイト、パウダーピンク、ラベンダー、ウォーターグリーンと淡い色のみなのですが、恐らくこのフィット感を出すためには、このカラーしかなかったのかもしれません。

塗料の違いで同一アイテムでもフィーリングが変わってしまうからなのです。



オンラインショップページ(ヨネックスモイストグリップ)はこちらへ
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一般的に白はウェット感が強く、黒はややサラッとしています。

ウェットタイプを使用しているほとんどの選手が白いグリップを巻いているのは、ウェット感重視のためなのですね。

ちなみにドライタイプはほとんど青系になるのは、ドライの定番のトーナグリップの使用率が異常に高いせいではないでしょうか。

ウェット感が最も強いのは、プリンスEXSPEEDUです。お買い得な6本入りもあります。





>オンラインショップページ(プリンスEXSPEEDU)はこちらへ
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ウイルソンのプロオーバーグリップは、両サイドが斜めにカットしており、ハサミがなくても綺麗に巻くことができます。錦織選手、フェデラー選手も愛用しています。



>オンラインショップページ(ウイルソンプロオーバーグリップ)はこちらへ
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ウインザーオリジナルのWinzack A-W1Lも手前味噌ですがおすすめです。リピーターが多く、フィット感の良さ、耐久性の良さ、コストパフォーマンスの良さで人気です。



>オンラインショップページ(Winzack A-W1L)はこちらへ
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ドライタイプは、色々使ってみましたが、あまり手に汗をかかないせいかグリップとの密着感が生まれず、自分には合わなかったようです。

ただ、トーナグリップだけは少し汗をかいた時に、不思議とフィット感が増し、グリップが安定しました。

ただ4時間でボロボロになってしまったので、耐久性は低めです。

30本入りがよく売れるのもうなずけます。

巻き始めが斜めにカットしていないので、そのまま巻く、ハサミで斜めにカットして巻く、斜めに折り返して巻くなどの工夫が必要です。



>オンラインショップページ(トーナグリップはこちらへ)
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凸凹タイプは、ヨネックスツインウェーブがおすすめです。

穴あきのウェットタイプをベースにコブを2重に入れており、手のひらにの引っかかり方が絶妙です。

巻く時のコツは、重ねを少な目にすることです。

重ねを厚めにしてしまうと、凸凹と凸凹の距離が近くなってしまい指の収まるスペースがなくなってしまうからです。





Winzackオリジナルも4種類ありオススメです。

特に、A-W4Lはカラー展開が7色とあり、ホワイトとブラックには2本入りもご用意しております。



>オンラインショップページ(Winzack A-W4Lはこちらへ)
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たかがオーバーグリップテープですが、されどオーバーグリップテープです。

ラケットと身体が唯一接している非常に大切な場所がグリップですから、プレーへの影響も大きいです。

当然、フィット感の劣化や汗の吸収も悪くなってきます。

色々試してみると好みの一品に出会えるかもしれませんよ。

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(2020年7月6日16時13分)

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