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マレー「集中」 西岡との初戦へ

男子プロテニス協会のATP公式サイトは30日、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、グランドスラム)にワイルドカード(主催者推薦)で出場するA・マレー(イギリス)のコメントを掲載した。

>>西岡vsマレー 1ポイント速報<<

>>マレーら全米オープン対戦表<<

2012年の全米オープンでは、M・ラオニッチ(カナダ)や、M・チリッチ(クロアチア)T・ベルディヒ(チェコ)らを破り決勝に進出すると、N・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットの激闘の末に下しタイトルを獲得した33歳のマレー。その後2018年からは股関節の負傷などで苦しみ、これまでに2度同箇所の手術を行ってきた。

今年の大会では、1回戦で世界ランク49位の西岡良仁と対戦することが決まっている。

マレーは股関節の負傷について「おそらく以前のようには速くはないけど、そこに行って試合に出て、テニスに集中することはできる。願わくば、5セットの試合を続けて、パフォーマンスが悪化しないで欲しいね。ここまで来るのは大変だった。ハードワークも多かったし、浮き沈みも多かった。でも、僕はそれを取り戻すことができたんだ」と語った。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でイレギュラーなシーズンとなったものの、22日に開幕した全米オープンの前哨戦であるW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)に出場。1回戦でF・ティアフォー(アメリカ)、2回戦ではA・ズベレフ(ドイツ)破るなどベスト16に進出し、復活を印象付けた。

「自分の身体に関しては、コート上ではかなり良い感じだった。試合はまだ難しくてストレスが多かったけど、実際に調子が良かったから、試合は楽しかったよ。全米もそうなることを願っている」

また、感染拡大予防のため、無観客で行われる全米オープンについても思いを語った。

「(四大大会の制覇は)難しいことだけど、僕が披露するテニスのレベル自体が重要なんだ。大きなスタジアムで観客のいないところでプレーするという奇妙なことをすべて遮断することができればいいね。この間の大会は、実際にそれをやっても大丈夫だと感じた。試合ではそれほど悪くは感じなかったよ。でも、ファンはトーナメントやすべてに命を与えてくれる。ファンは試合や練習に活気を与えてくれるんだ。時には、少し慌ただしくなることもあるけどね。でも、僕はこの場所には、テニスを見に来て興奮している人々で満たされていることを望む。恋しいよ」

全米オープンの第1シードはN・ジョコビッチ、第2シードはD・ティーム(オーストリア)、第3シードはD・メドヴェデフ、第4シードはS・チチパス(ギリシャ)、第5シードはA・ズベレフ、第6シードはM・ベレッティーニ(イタリア)、第7シードはD・ゴファン(ベルギー)、第8シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)

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(2020年8月31日18時23分)

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