男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATPマスターズ)は21日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を7-5, 6-3のストレートで破り、2015年以来5年ぶり5度目の大会制覇を成し遂げた。
>>錦織vsガリン 1ポイント速報<<>>錦織らヨーロピアンOP対戦表<<決勝戦、ジョコビッチはファーストサービスが入ったときに69パーセントの確率でポイントを獲得。「ATPマスターズ1000」初優勝を狙うシュワルツマンに3度のブレークを許したものの、自身はリターンゲームでそれを上回る5度のブレークに成功し、1時間53分でタイトルを手にした。
33歳のジョコビッチにとってこのタイトルは「ATPマスターズ1000」36個目のトロフィーとなり、四大大会の17度、Nitto ATPファイナルズの5度と合わせてビッグタイトル58個目の栄冠となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには優勝したジョコビッチのコメントが掲載されている。
「素晴らしい1週間で、とてもチャレンジングな1週間だった。ベストなテニスがずっとできたわけではないけど、ほとんど全ての試合で最も必要な決定的な瞬間にベストなテニスをすることができたと思う。パリでの全仏オープンに向けてここでの試合はこれ以上望めないくらいだ。また1つ大きなタイトルを手にすることができたし、とても満足しているよ」
「ディエゴ(シュワルツマン)は特に序盤の重いコンディションの中で良いプレーをしていた。彼はナダルやシャポバロフと戦い素晴らしい勝利をおさめていた。残りのシーズンでの活躍を祈っている」
一方、5度目の顔合わせでジョコビッチ戦初勝利をおさめることができなかった28歳のシュワルツマンは、「ATPマスターズ1000」初タイトルを獲得することはできなかった。
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