テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク109位の
J・ムナル(スペイン)を4-6, 2-6, 6-1, 6-4, 6-4の逆転で破り、辛くも初戦突破を果たした。
>>錦織vsトラヴァグリア 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<前週のハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)で準優勝を飾ったチチパスは、この日3時間12分におよんだ死闘を制した。
会見では「第3セットで自分のテニスを偶然見つけることができた。2セットダウンだったけど、試合をコントロールしている感じがあった。第3セットで切り替えて、勝てるチャンスがあると思えた」と振り返った。
「ここ数週間は惜敗が続いていた。ほとんどのショットがアウトになり、自分のプレーができなかった。急ぎすぎていることに気づき、その思考を持った後は落ち着いて新しいスタートの考えを持つことができ始めた」
2回戦では、世界ランク60位の
P・クエバス(ウルグアイ)と対戦する。クエバスは1回戦で同135位のH・ラークソネン(スイス)を下しての勝ち上がり。
同日の1回戦では、ハンブルグ・ヨーロピアン・オープンを制して今大会に臨んでいる第13シードの
A・ルブレフ(ロシア)もチチパスと同様に苦戦したが、世界ランク48位の
S・クエリー(アメリカ)に6-7 (5-7), 6-7 (4-7), 7-5, 6-4, 6-3の逆転で勝利して2回戦へ進出した。
第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第7シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第9シードの
D・シャポバロフ(カナダ)も初戦を突破した。
今年の全仏オープンは新型コロナウイルスの影響で開催時期が5月から9月へ延期。さらに観客動員数が1,000人に削減、使用球の変更、予選は無観客で開催、定期的なPCR検査を受けるなど、これまでとは異なる状況で行われている。
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