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ナダル 不意打ちサーブに言及

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)M・マクドナルド(アメリカ)を6-1, 6-0, 6-3のストレートで下し、3回戦進出を果たした。

>>ナダルら全仏OP対戦表<<

この日、ナダルはマクドナルドに1度もブレークチャンスを与えずに1時間40分で勝利した。

会見でナダルは「完璧という言葉は難しい。スポーツでは、特にテニスでは、その言葉は存在しないと思う。常にミスはするもの。その日の終わりに、完璧だったり、ほぼ完璧な試合があるなら、それは勝った時」と述べた。

「勝てば、次の日に試合をするチャンスがある。完璧を求めなければならないのはスポーツではない。でも、とてもいいプレーに近いことは起きている。自分の人生でも完璧に近い試合は何度かあった」

またナダルは、試合中にマクドナルドが放った不意をつくアンダーサーブについて言及した。

「もし彼(マクドナルド)が勝っているなら、いい戦術。負けるなら、悪い戦術だろう。ただそれだけ。例えば今日のマッケンジー(マクドナルド)のは、よくない戦術だった」

今大会では初戦で世界ランク49位のA・ブブリク(カザフスタン)が第8シードのG・モンフィス(フランス)にアンダーサーブを打つなどで勝利をおさめている。

ナダルは「ブブリクがうまくいくならいい戦術。それもテニスの一部。失礼とか、そうではない。もしそれがポイントを取るためにやっているなら、テニスを向上するための目標としてやっているなら、戦術としてやっているなら、100パーセント支持する」と自身の見解を示した。

「もし相手に対して失礼なこととしてやっているなら、それはあまりよくないこと。誰もが心の中では、それをいい意味でやっているか、悪い意味でやっているか分かっている。自分にとってはそれについての議論はない。ルール内のことだし、100パーセントやっていいこと。それをやることがいいと思うか悪いと思うかは、あなた自身のこと」

3回戦でナダルは世界ランク74位のS・トラヴァグリア(イタリア)と対戦する。トラヴァグリアは2回戦で同35位の錦織圭を3時間53分の死闘の末に下している。

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