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「酷い」全仏OPの対応に苦言

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、第9シードのD・シャポバロフ(カナダ)は世界ランク101位のR・カルバレス バエナ(スペイン)に5-7, 7-6 (7-5), 3-6, 6-3, 6-8のフルセットで敗れ、3回戦進出とはならなかった。会見では大会の対応に怒りを示した。

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今年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初のベスト8進出を果たした21歳のシャポバロフはこの日、65本のウィナーを奪うも106本のエラーをしてしまい、5時間の死闘の末に力尽きた。

シャポバロフは「正直に言うと、大会側はあまりいい仕事をしていない。実際バブルなんてないんだ。ホテルも出られるし、街にも行けてしまう。誰も止めないし、ニューヨークの方がずっとうまくやっていた」と新型コロナウイルス対策への苦言を呈した。

また同日にR・ボパンナ(インド)とのダブルスが組まれたシャポバロフは「スケジュールも酷い。5時間の試合の後、ダブルスをプレーしなくてはならない。とても失望している。少なくとも大会側から競技をしっかり行うための助けを期待してしまう。5時間の試合のすぐ後に、どうしたらダブルスをプレーできるんだ。ダブルスは1回戦だし、もっといい予定の組み方をできたはずだ。受け入れられない」と怒りを表した。

シャポバロフ/ ボパンナ組はストレート負けで初戦敗退となった。

一方、シャポバロフに勝利したカルバレス バエナは、3回戦で第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは2回戦で世界ランク102位のA・マーティン(スロバキア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の2回戦では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第13シードのA・ルブレフ(ロシア)、第15シードのK・ハチャノフ(ロシア)、第17シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)らが3回戦へ駒を進めた。

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(2020年10月2日10時04分)

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