テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク213位の
S・コルダ(アメリカ)(アメリカ)を6-1, 6-1, 6-2のストレートで破り、4年連続14度目のベスト8進出を果たした。試合後には「文句のつけようがない」と自身のテニスを評価した。
>>ナダルら全仏OP対戦表<<>>ディミトロフvsチチパス 1ポイント速報<<この試合、ナダルは8度のブレークを奪い、四大大会初の4回戦の舞台に立った20歳のコルダの挑戦を1時間55分で退けた。
今大会、全試合ストレート勝ちで8強まで進んだナダルは「準々決勝まではセットを失うことなく非常にポジティブなスコアを出すことができた。文句のつけようがない、これで満足だ。セバスティアン(コルダ)にインスピレーションを与えられたことは本当に光栄なことだね。僕らの世代はみんな、情熱を持って毎日ベストを尽くしてプレーしようと、一生懸命に努力してきたんだ。それが若い世代に良い刺激となるなら、それは良いことだと思う」と話した。
「彼(セバスティアン)はまだ若い。もちろん、重要な場面でミスもあったが、彼のボールの打ち方は本当に印象的だった。ポジティブなことをたくさん持っているよ。もちろん、彼は若いし、ミスもした。けど、若いうちはミスをしてはいけない場面でミスをするのが普通だ。彼にはとても良い未来が待っていると思う」
一方、コルダは会見で「間違いなく人生で最高の瞬間だった。本当に最高だよ。試合直後、(ネット越しで)ラケットをタッチして挨拶するときにサイン入りのシャツを頼んだんだ。誰かが試合後にサインを求めたことがあるかどうかは知らないけど、あれは間違いなく僕の人生で最もクールな瞬間であり、決して忘れられない瞬間だよ」と敗れはしたものの、人生初の舞台を楽しんだコメントを残した。
その後コルダは自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)に、ナダルがシャツにメッセージを記入している写真を投稿している。
ナダルは4強入りをかけて、準々決勝で世界ランク75位の
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは4回戦で第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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