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「限界超えていた」とティーム

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのD・ティーム(オーストリア)は第12シードのD・シュワルツマン(アルゼンチン)に6-7 (1-7), 7-5, 7-6 (8-6), 6-7 (5-7), 2-6のフルセットで敗れ、5年連続5度目のベスト4進出とはならなかった。会見では「限界を超えていた」と語った。

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今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続く四大大会2勝目を狙っていたティームだったが、この日は5時間8分の死闘の末に力尽きた。

「最終的に持っている力は全て出しきった。素晴らしい試合だった。テニス人生で初めて5時間以上の試合だった。ディエゴ(シュワルツマン)は勝者に値する」

「とても楽しめた試合だった。最高のラリーもあり、4つのセットはとても接戦だった。お互い全てを出しきった。テニスは、どちらかが負けて、どちらかが勝つもの。かなりは落胆しているけど、それでも彼のことにはうれしく思っている」

「新しいことにもトライした。例えば4回戦の前日には1日全く何もしなかった。それはとてもよくできたという感触があった。今日も5時間以上も高いレベルでプレーすることができた」

「彼は最後まで高いレベルを維持していた。ファイナルセットは彼の方が少しエネルギーがあったのかもしれない。だから彼が勝った。全体的に、ここでのプレーに悲しんではいない。自宅からの移動や時差など全て、とても短期間だった。こんな特別なことは初めてのグランドスラムだった。ここへ移動して『とても過酷な状況』とでも言おうか。悪い大会だったとは言えない。とても満足している」

一方、四大大会初のベスト4進出を果たしたシュワルツマンは、準決勝で第2シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは準々決勝で世界ランク75位のJ・シナー(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

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