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クヴィトバ 若手台頭に「挑戦」

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は8日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードのP・クヴィトバ(チェコ)が第4シードのS・ケニン(アメリカ)に4-6, 5-7のストレートで敗れ、初の決勝進出とはならなかった。

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2011・2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制しているクヴィトバはこの日、今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)女王のケニン相手に2度のブレークに成功。しかし、強風の影響を受け満足のいくテニスが披露できずにいると合計4度のブレークを許し、1時間45分で力尽きた。

試合後の会見でクヴィトバは「とても風が強かった。異常と言ってもいいくらいに。条件があまり良くなくて、正直言ってとても厳しかった。でも、とにかくソフィア(ケニン)が良いプレーをしていたと思う。それでも試合に臨んでチャンスを伺っていて、小さな小さなチャンスを待っていたけど、それすらも彼女が持っていってしまった。彼女は非常によく動けていた。それが1番のキーだった」と話した。

また、決勝戦は21歳のケニンと19歳のI・シフィオンテク(ポーランド)に決定。10代や20歳代前半の若手選手が活躍する今大会についてクヴィトバは「もちろん準備はできている。彼らに挑戦しているよ。私は彼らに自由な場所を与えたくない。彼ら、というより誰にも自由にさせたくないくらいだけどね。私のキャリアを終わらせないために戦い続ける」と思いを語った。

最後に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年はツアーが一時中断し、30歳のクヴィトバにとって今後どのようなスケジュールで試合に出場していくか重要なシーズンとなることを記者に問われると「予測するのは難しい。来年どうなるかはもちろんだけど、今年もまだエントリーはしている。何が起きるか様子を見たいけど、すぐにわかるはず」と述べた。

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(2020年10月9日15時16分)

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