男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク34位の
U・アンベール(フランス)が同43位の
M・チリッチ(クロアチア)を6-3, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットで破り、初のベスト8進出を果たした。
>>テニスのMUSIC VIDEO『銀河特急』【Full ver.】<<初の顔合わせとなったこの試合、アンベールは8本のサービスエースを決めるなどでチリッチを攻め立て第1セットを先取する。しかし、第2セットでは1度もブレークチャンスを握ることのできないままタイブレークに突入。これを落としセットカウント1−1に追いつかれる。
それでもファイナルセットでは、ファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。5本のサービスエースを決めるなどチリッチにブレークを許すことなく2時間24分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトでアンベールは「メンタル的に1カ月くらい前から強くなっていて、3セットのタフな試合でも勝てるようになった。昔の自分よりは重要な場面で良くなっていると思う。だから試合の進め方も少し変わっている。もっと積極的なプレーを心掛けているんだ。これまで偉大な選手たちと良い試合をしてきたからね」と勝利の要因を語った。
22歳のアンベールは今季、1月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾ると、10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)で2勝目をあげ、キャリア最高の世界ランク32位を記録した。
「ATPマスターズ1000」初の4強入りをかけて、準々決勝では第10シードの
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチは3回戦で世界ランク91位の
M・ギロン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
R・ナダル(スペイン)、第3シードのD・メドヴェデフ、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第6シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)らがベスト8へ駒を進めた。
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