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ナダル 敗戦も「受け入れる」

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は7日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)は第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)に4-6, 5-7のストレートで敗れ、2007年以来13年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。

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ナダルはこの日、ズベレフに13本のサービスエースを決められるなどリターンに苦戦。自身は5本のサービスエースを決めるも、ファーストサービスが入ったときに63パーセントの確率でしかポイントを奪うことができず、3度のブレークを許し力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはナダルのコメントが掲載されている。

「悪い大会ではなかった。何時間もコートで過ごすことができた。もちろん優勝したかったけど、それはどんなときも難しいこと。でも、全試合で戦う姿勢を見せて、大会全体を通して正しい気持ちでいられた。そのおかげで、ロンドンでの最終戦に向けて参考になる4試合を戦い抜くことができたよ」

「僕は競争力を持てていたし、このサーフェスで連勝している素晴らしい相手(ズベレフ)に最後まで戦えた。負けたことに関しては満足できていないけど、それは試合の一部だし、ポジティブな大会になった。偉大な選手と対戦したし、敗北は受け入れる。彼は僕より少しだけ良いプレーをしていたね。今後もいくつか調整する必要はあるけど、重要なことは全てうまくいっている。あと1週間。努力を続けて準備ができていることを祈っている」

34歳のナダルは今大会の2回戦に勝利した時点で、シングルス通算1000勝を達成。現在は勝利数を1002にまで伸ばしており、今後は15日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)への参加を予定している。

一方、勝利したズベレフはシングルスの公式戦で12連勝を達成。大会初優勝をかけて、決勝で第3シードのD・メドヴェデフと対戦する。メドヴェデフは準決勝で第10シードのM・ラオニッチ(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。

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(2020年11月8日13時51分)

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