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ティーム決勝Tは「100%の力を」

男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は19日、グループ・ロンドン2020の予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第3シードのD・ティーム(オーストリア)は第7シードのA・ルブレフ(ロシア)に2-6, 5-7のストレートで敗れ、予選ラウンドロビン2勝1敗となった。

>>ATPファイナルズ組み合わせ表<<

第6シードのS・チチパス(ギリシャ)と第2シードのR・ナダル(スペイン)に勝利し予選ラウンドロビン2勝0敗で決勝トーナメント進出を決めていたティームはこの日、大会初勝利を目指すルブレフに11本のサービスエースを決められるなど苦戦。自身のサービスゲームでは4度のブレークを許し、1時間14分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには2勝1敗でグループ1位通過を果たしたティームのコメントが掲載されている。

「(今大会)最初の2試合であの素晴らしいインテンシティを維持するのは大変だったよ。もちろん今日も100パーセント勝ちたかったんだけど、最初の2試合はかなりタフで長かった。この大会では110パーセントの状態でないと、どの選手にもチャンスはないからね」

昨年のNitto ATPファイナルズで準優勝を飾っており、今大会で初制覇を狙う27歳のティームは、準決勝でグループ・東京1970の2位通過者と顔を合わせる。同グループは現在、第4シードのD・メドヴェデフが2勝0敗、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)が1勝1敗で並んでいる。

メドヴェデフは第3戦を棄権せずに出場した時点でグループ1位通過が決定。2位通過は第3戦で直接対決となるジョコビッチとズベレフのどちらかとなる。

準決勝の対戦相手はまだ確定はしていないものの、ティームは決勝トーナメントについて「ジョコビッチとズベレフは、どちらもこの大会の元チャンピオン。僕の目標は、明日の練習で強いインテンシティを見つけて、次戦誰と対戦するにしても100パーセントの力を発揮することだ」と気を引き締めた。

また、同日行われた予選ラウンドロビン第3戦では、ナダルがチチパスをフルセットで下し勝利。予選ラウンドロビン2勝1敗としてグループ2位通過を決めた。準決勝ではグループ・東京1970の1位通過者と対戦する。

Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。

【グループ東京1970】
N・ジョコビッチ 1勝1敗
D・メドヴェデフ 2勝0敗
A・ズベレフ 1勝1敗
D・シュワルツマン(アルゼンチン) 0勝2敗

【グループロンドン2020】
R・ナダル 2勝1敗
D・ティーム 2勝1敗
S・チチパス 1勝2敗
A・ルブレフ 1勝2敗

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