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ナダル 5年ぶりの決勝T「興奮」

男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は19日、グループ・ロンドン2020の予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第6シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-4, 4-6, 6-2のフルセットで破り、予選ラウンドロビン2勝1敗とした。この結果、グループ・ロンドン2020で2位となり準決勝進出を決めた。試合後には「準決勝に行けることに興奮している」と喜びを語った。

>>ATPファイナルズ組み合わせ表<<

大会初優勝を狙うナダルはこの日、チチパスに1度もブレークチャンスを与えることなく第1セットを先取。第2セットを落としたもののファイナルセットでは3度のブレークに成功し、2時間4分の熱戦を制した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには2015年以来5年ぶり6度目の決勝トーナメント進出を決めた34歳のナダルのコメントが掲載されている。

「今年最後の大会で準決勝に進出することは重要なことだね。去年は準決勝に進められなかった。その前の年は欠場しなければならなかった。ここで毎日世界最高の選手と対戦するのは、いつも難しいよ。ほとんどの場合は少し疲れてここに来るんだけど、今年はちょっと違う。準決勝に行けることに興奮しているし、ベストを尽くせるように準備をしておきたい」

ナダルは準決勝でグループ・東京1970の1位通過者と対戦する。同グループは現在、第4シードのD・メドヴェデフが2勝0敗、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)が1勝1敗で並んでいる。

メドヴェデフは第3戦を棄権せずに出場した時点でグループ1位通過が決定。2位通過は第3戦で直接対決となるジョコビッチとズベレフのどちらかとなる。

同日には既に予選ラウンドロビン敗退が決まっていた第7シードのA・ルブレフ(ロシア)が準決勝進出を決めている第3シードのD・ティーム(オーストリア)をストレートで破り今大会初白星をあげた。グループ1位通過が決まったティームは準決勝でグループ・東京1970の2位通過者と顔を合わせる。

一方、昨年のNitto ATPファイナルズを制したチチパスは、2年連続2度目となる決勝トーナメント進出とはならなかった。

Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。

【グループ東京1970】
N・ジョコビッチ 1勝1敗
D・メドヴェデフ 2勝0敗
A・ズベレフ 1勝1敗
D・シュワルツマン(アルゼンチン) 0勝2敗

【グループロンドン2020】
R・ナダル 2勝1敗
D・ティーム 2勝1敗
S・チチパス 1勝2敗
A・ルブレフ 1勝2敗

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