テニスの第37回白子テニスフェスティバル(千葉/白子、人工芝)は13日、2日間にわたって開催された全日程が終了し、大盛況のなか幕を閉じた。
>>【中川 直樹】ラケバ公開、錦織 圭とフォームが似てる? インタビュー後編<<>>【中川 直樹】錦織 圭と西岡 良仁からの刺激が全日本優勝の要因、インタビュー前編<<>>白子テニスフェスティバル詳細はこちら<<今年で37回目となる白子テニスフェスティバルは、毎年6月に開催し約1300名が参加するテニスの草大会だが、コロナウイルスのパンデミックにより延期となっていた。開催中止も危ぶまれたが、この時期に開催となった。
同大会は2日間にわたって予選リーグ、決勝トーナメント、および順位別トーナメント初回敗戦者によるコンソレーショントーナメントが行われる。
今回は白子テニスフェスティバル実行委員の向和彦氏にお話しを伺った。向氏は昨年行われた第81回全日本ベテランテニス選手権'19の40歳以上の部で単複優勝。普段は地元である白子の地でテニスコーチとして活動している。
向和彦氏(撮影の際はマスクを外しています)
テニスフェスティバルは硬式テニスの部が今年で37回目、ソフトテニスの部が今年で7回目の開催。2011年の東日本大震災後は、一時参加者は減少したもののここ数年は硬式・ソフト合わせて1300名ほどの参加者がテニスを楽しんでいた。
しかし、新型コロナウイルスの影響で今回は1000名にも満たない参加選手で大会が開催。幼い頃から白子で育ち過去36年間の大会を見てきた向氏。これまでには大会に参加する側も体験、現在は運営する側に回っている同氏にとって、この大会は思い入れのあるものだった。
「少し募集は減らしています。例年通りにいらっしゃると収まらない、というのがあります。でも、テニス大会がどんどんなくなっていく中で、そんななかでもテニスをやりたい人たちが多いと思うんですね。色んな大会がコロナの怖さで無くなっていく。それでもやっぱりやりたい人たちはいる。その期待に応えようと。実際、問い合わせとかもたくさんありましたし、それだったら思い切ってやろうと。それで開催することになりました」
向氏は今回、ソフトテニスの部の運営を担当。今年のソフトテニスの部は約160名が参加した。例年は200名ほどがチームに別れしのぎを削っていたが、新型コロナウイルスの影響で縮小に。しかし、開催し始めた2014年や2015年は約50名ほどの規模だったという。
「最初は50人くらいから始まって、ちょっとずつ増えてきました。去年は200人で、今年は163人くらいですかね。1番は試合をやりたい人がいる。それに応えたい。大会に参加したいという声がありました。コロナが怖いから、という理由で中止してしまうのは簡単なことなんですけど、そこの期待に応えるというか、これまで36回ずっと続いてきた大会なのでそこで途切れさせるのはもったいないとまではいかないですけど、伝統のある大会なので続けていきたいです。僕自身は硬式の部で昔出ていました。それでこの大会の良さとか楽しさも知っているので、それを無くすのはもったいないなと。それが大きいですね」
同大会は、予選リーグ、決勝トーナメント、順位別トーナメント初回敗戦者によるトーナメントなど、どんなレベルのプレーヤーでも楽しめる2日間となっている。ウェルカムイベントは無くなったが、景品が当たる抽選会は感染予防を考え手法を変えて開催された。
そして、通常では年齢指定はなかったが、今回からは50歳以上のクラスも新設され、より多くの年代のプレーヤーが楽しめた。また、今回の上位入賞者にはウインザーラケットショップで利用可能なウインザーポイントもプレゼントされている。
男子一般の部優勝(左から)西岡友之さん/小柴朋幸さん
男子一般の部準優勝(左から)川村一平さん/阿部領太さん
女子一般の部優勝(左から)前田貴優/菅萌々子さん
女子一般の部準優勝(左から)山口淳子さん/松本みなみさん
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