テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第16シードの
F・フォニーニ(イタリア)を6-3,6-4,6-2のストレートで破り、5年連続13度目のベスト8進出を果たした。試合後の会見では、新型コロナウイルスの感染が世界に拡がるなかツアーを開催できる現状について私見を語った。
>>大坂vsシュウェイ 1ポイント速報<<>>大坂ら全豪OP対戦表<<この試合、6度のブレークに成功したナダルはフォニーニとの17度目の対戦に勝利し、通算成績を13勝4敗とした。
試合後の会見でナダルは、新型コロナウイルスが世界に拡大し影響を与えるなかで全豪オープンなどのテニスツアーが開催されていることに言及した。
「僕らはラッキーだ。間違いない。仕事を続けられるのは幸運なこと。僕らは全く文句を言うことはできない。帰国時に検疫をしなければならない国から来ている選手が多いのは現実としてある。状況は非常に難しく、家族がいるのに検疫をしなければならないために帰国できず、次の大会に行かなければならないこともあるだろう。選手と最少人数のコーチたちとでしかツアーを周ることしかできないから、家族を連れてくることができない。そうなれば、僕らの生活はいつもより少し厳しくなるのは間違いないよ」
「それでもこのようにツアーをしているのは、僕らはこのサーカスみたいな興行のなかでは重要な存在だということ。ここには、ツアーの存続を必要としている多くの人たちがいて、ATPの多くのスタッフ、大会関係者、ツアーの存続を必要としているすべての組織の多くのスタッフが仕事を持てている。もちろん、ツアーを継続させることは本当に重要だが、それと同時に、多くの週でプレーすることが難しい状況にある選手を保護するための解決策を見つけることも大事だ。だから、ツアーを行うと同時に、彼らを守る必要があるのも別の側面として存在していると思う」
2009年以来12年ぶり2度目の全豪オープン制覇を狙うナダルは準々決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは4回戦で第9シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)と顔を合わせる予定だったが、ベレッティーニが試合前に棄権を発表したたため、8強へ駒を進めている。
同日には第4シードの
D・メドベージェフ(ロシア)、第7シードの
A・ルブレフ(ロシア)が準々決勝に進出した。
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