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世界114位の快進撃ストップ

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク114位のA・カラツェフ(ロシア)は第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 4-6, 2-6のストレートで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。会見では「ジョコビッチは、これまで僕が勝ってきた選手たちとは大きく違うレベルだった」と語った。

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今大会の予選を突破して四大大会初の本戦の舞台に立った27歳のカラツェフは、第8シードのD・シュワルツマン(アルゼンチン)、第20シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)らを次々と下す快進撃から世界ランク1位のジョコビッチとの初対戦に臨んでいた。

この日は得意のフォアハンドのストロークを武器に会場を沸かせたが、ジョコビッチに6度のブレークを許して1時間53分で敗れた。

カラツェフは「すごい2週間だった。とてもいい経験になった。彼(ジョコビッチ)がどのようにプレーしてくるのか分かり、いい体験ができた」と振り返った。

「フリーポイントをほとんど与えてくれなかった。ラリーをしなければ、どのポイントも取れないような感じだった。今日はサービスがうまくいかなかった。僕のサービスゲームでは基本的にラリーに持ち込まれてしまった。彼のサービスはとてもよくて、僕にプレッシャーがかかった」

「この大会では、たくさんの経験と自信を得た。大きな大会で戦えることが分かった。大きな自信になった。今回の戦いは僕のキャリアの大きな助けになると思う」

一方、3年連続9度目の全豪オープン制覇に王手をかけたジョコビッチは決勝で、第4シードのD・メドベージェフ(ロシア)と第5シードのS・チチパス(ギリシャ)の勝者と対戦する。

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(2021年2月19日11時10分)

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