男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は2日、シングルス1回戦が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク76位の
E・ゲラシモフ(ベラルーシ)を7-6 (7-4),7-5のストレートで破り、2年連続2度目の初戦突破を果たした。
>>錦織vsデ ミノー 1ポイント速報<<>>錦織らロッテルダム対戦表<<この試合、6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得したチチパス。ゲラシモフに2度のブレークを許したものの、自身はそれを上回る3度のブレークに成功し、1時間54分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されている。
「もっと安定したプレーをしなければならなかったし、重要な場面ではゆっくりしていたように感じたボールのスピードが上がったんだ。彼(ゲラシモフ)は堅実なゲームをしていたし、サーブも良かった。彼はミスをあまりしていなかったから、難しかった。1度、自分の頭の中で戦わなければならないと思って、一瞬も余計なことを考えないようにしたら状況が変わって、自信がついたんだ」
大会初制覇を狙う22歳のチチパスは2回戦で世界ランク30位の
H・ホルカシュ(ポーランド)と対戦する。ホルカシュは1回戦で同36位の
A・マナリノ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
両者は7度目の顔合わせでチチパスの5勝1敗。直近では昨年のABNアムロ世界テニス・トーナメント1回戦で対戦しており、そのときはチチパスがフルセットで振り切った。
チチパスは2回戦について「僕たちは過去に何度も対戦している。彼(ホルカシュ)は素晴らしい相手で、僕を苦戦させてきたんだ。どんなときもチャレンジだよ。彼はサーブも上手だし、バックハンドも素晴らしく、クロスもダウンラインも打てるから、それが最大の武器だと思う。全体的にはとても堅実で、安定したプレーヤーだ」と警戒した。
同日には第4シードの
A・ルブレフ(ロシア)、世界ランク21位の
K・ハチャノフ(ロシア)、同23位の
A・デ ミノー(オーストラリア)、同26位の
B・チョリッチ(クロアチア)らが2回戦へ駒を進めている。
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