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錦織の変化「まだ途中」

男子プロテニス協会のATP公式サイトは4日、世界ランク45位の錦織圭のインタビューを掲載した。M・ミルニ(ベラルーシ)氏と取り組むサービスの変化について語っている。

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錦織は現在ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に出場中。1回戦で第7シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで撃破すると、2回戦では世界ランク23位のA・デ ミノー(オーストラリア)をフルセットで破り2019年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約1年8カ月ぶりのツアーベスト8進出を果たしている。

2019年の10月に肘の手術を行った錦織。同年11月にはミルニ氏の新コーチ就任を発表し、M・チャン(アメリカ)氏とのチームに新たな力が加わった。手術からのリハビリを経ていく中で、錦織は徐々にサービスのフォームを改善している。

ATP公式サイトは錦織のサービスフォームの変化に注目しインタビューを掲載した。

錦織は「肘の手術後にも変更したし、去年の12月にも変化を加えた。マックス(ミルニ)やマイケル(チャン)、日本人のコーチとも一緒に進めてきた。自分のサーブを見直したときに、もっとパワーが必要だったけど肩があまり使えてなかった。去年も肩を少し痛めていたんだ」と語った。

「100パーセントの状態ではないし、まだ途中だと思うよ。これまでいいサーブを打てていたから、今は満足している」

「けがをしていたことがあるから、今後も時間があれば何か変える必要があると思う。本当に、何でも受け入れたい。もちろん簡単ではないし、時間がかかるだろう。まだまだ未熟さを感じている。でも、自分の体のためには何でもするつもりだ」

続けて錦織はABNアムロ世界テニス・トーナメントの組み合わせについて言及した。

「普段はドローを見ないから、次に誰と対戦するかは分からない。でも、トップ100に入れば、誰もがトップ10プレーヤーに勝つことができる。トップ50とトップ10の間には多少の差があるかもしれないけど、それでも今は誰でも誰にでも勝てると思う。けがで大変な時期を過ごしてきたけど、このタフな大会で準々決勝に進出できてうれしい。次の試合に向けて準備をしていかなければならない」

錦織は準々決勝で世界ランク26位のB・チョリッチ(クロアチア)と同27位のD・ラヨビッチ(セルビア)のどちらかと対戦する。

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(2021年3月4日17時57分)

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