男子プロテニス協会のATPは１０日に公式サイトで、現在開催されているオープン１３・プロヴァンス（フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250）に第１シードで出場する
Ｄ・メドベージェフ（ロシア）を特集した。
２５歳のメドベージェフは、２月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で初の決勝へ進出。しかし前週のABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）では初戦で敗退していた。
「ロッテルダムの結果は予想外だった。全豪オープンの後に数日休みを取った。そしてロッテルダムの後はもう休む必要もなかったから毎日練習したよ。練習の調子はいいと思う。身体的にもテニスの幅が広がった」
「ここ（マルセイユ）にはいい感覚で来ている。センターコートで練習はできてはいないけれど、大切なのは試合の準備ができているかどうか。そして僕はできていると感じている」
上位４シードは１回戦免除のため、２回戦が初戦となるメドベージェフは世界ランク７６位の
Ｅ・ゲラシモフ（ベラルーシ）と対戦する。ゲラシモフは１回戦で、同１０５位のＹ・ハンフマン（ドイツ）をストレートで下しての勝ち上がり。
「ゲラシモフとは何度かタフな試合をしたことがある。勝った時もとても競った試合だった。東京で優勝した時も、セットを取られたのは彼だけだった。だからどれだけ大変な相手かわかっているよ」
「彼は室内ハードでは特に強い選手だ。全力を出して勝ちにいくよ。自分の調子や大会への準備がしっかりできているか確かめるためにも、この初戦はとてもいいものになるはず」
またメドベージェフはオープン１３・プロヴァンスに出場したため、１４日発表の世界ランクで
Ｒ・ナダル（スペイン）を抜き２位になることが確定している。
Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）、ナダル、
Ｒ・フェデラー（スイス）、
Ａ・マレー（イギリス）以外の選手が２位になるのは２００５年７月の
Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）以来約１５年８カ月ぶり。
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