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錦織 初戦突破、オペルカ撃破

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は14日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク40位の錦織圭が同39位のR・オペルカ(アメリカ)を3-6,6-3,6-4の逆転で破り、2019年以来2年ぶり2度目の初戦突破を果たした。

>>錦織vsゴファン 1ポイント速報<<

>>錦織らドバイ対戦表<<

初の対戦となったこの試合の序盤、錦織はファーストサービスが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得するなど、オペルカにブレークを許さないサービスゲームを披露。しかしリターンゲームでは身長211cmを誇るオペルカのサービスに苦戦しブレークすることができずにいると、第8ゲームではオペルカに鋭いフォアハンドウィナーを決められるなど初めてのブレークを許し第1セットを落とした。

第2セットでもオペルカの高速サービスに押し込まれる展開が続くも、第3ゲームではバックハンドのミスショットを誘い出すなどこの試合初のブレークに成功。しかし、右足首を気にする素振りを見せた錦織が第5ゲーム終了後にメディカル・タイムアウトを要求し治療を行う。それでもサービスゲームのキープを続け、セットカウント1−1に追いつく。

ファイナルセット、第7ゲームでオペルカの痛恨のダブルフォルトにより先にブレークを奪うと、その後は錦織が狙いすましたフォアハンドウィナーを決めるなどストローク戦で主導権を握り、反撃を許すことなく熱戦を制した。

2回戦では第5シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。両者は4度目の顔合わせで錦織の3勝。直近では2015年のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATPマスターズ1000)で、そのときは錦織がストレート勝ちをおさめた。

錦織は前週のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)では1回戦で世界ランク93位のPH・エルベール(フランス)にストレート負けを喫していた。

今大会の第1シードはD・ティーム(オーストリア)、第2シードはA・ルブレフ(ロシア)、第3シードはD・シャポバロフ(カナダ)、第4シードはR・バウティスタ=アグ(スペイン)、第6シードはP・カレノ=ブスタ(スペイン)、第8シードはK・ハチャノフ(ロシア)。第7シードで出場予定だったS・ワウリンカ(スイス)は棄権している。シード勢は1回戦免除のため、2回戦からの登場。

一方、敗れたオペルカは大会初出場での初戦突破とはならなかった。

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(2021年3月14日20時49分)

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