男子テニスのアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は19日、シングルス準決勝が行われ、予選から出場している世界ランク120位の
L・ムセッティ(イタリア)は第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)に1-6,4-6のストレートで敗れ、ツアー初の決勝進出とはならなかった。
19歳のムセッティは今大会、1回戦で第3シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を下すと、2回戦では世界ランク56位の
F・ティアフォー(アメリカ)、準々決勝では第5シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を破る活躍を見せ4強入りを果たしていた。
準決勝、ムセッティはファーストサービスが入る確率が70パーセントと高い数字を記録したものの、ストローク戦でチチパスに攻め込まれ4度のブレークを許した。リターンゲームでもチチパスの強烈なフォアハンドに押され、ブレークチャンスを握ることができずに1時間19分で力尽きた。
男子プロテニス協会ATP公式サイトにはムセッティのコメントが掲載されており、今大会の躍進について語っている。
「僕にとっては信じられないような展開の1週間だったよ。今夜のステファノス(チチパス)はとても素晴らしかった。この数試合で本当に疲れてしまった。足やお腹に違和感があって、息苦しかったんだ。今週は、観客と感動を楽しむことができた」
「準決勝に進出できるとは思っていなかった。夢のような1週間で、自分のしたことが信じられないよ。毎日が違っていて、僕にとっては大きな感動だ。今週のことは決して忘れない。アカプルコには必ず戻ってくる。人もビーチも海も、ここでのプレーは本当に楽しかった」
一方、快勝した22歳のチチパスはムセッティについて「ロレンツォ(ムセッティ)は素晴らしいバックハンドを持っていて、多くのチャンスを生み出している。彼は今週、自分のレベルを見せてくれたし、今後の活躍に期待している」と語った。
ツアー6度目のタイトル獲得をかけて、チチパスは第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で世界ランク71位の
D・ケプファー(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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