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初V逃すも「大きな収穫」

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は20日、シングルス決勝が行われ、世界ランク81位のL・ハリス(南アフリカ)は同42位のA・カラツェフ(ロシア)に3-6, 2-6のストレートで敗れ、ツアー初優勝とはならなかった。男子プロテニス協会ATP公式サイトには「ポジティブなことがたくさんあった」と試合後のコメントが掲載されている。

昨年1月のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、 ATP250)以来 約1年2カ月ぶり2度目となるツアー決勝の舞台に駒を進めた24歳のハリス。今大会は予選を勝ち抜くと、第1シードのD・ティーム(オーストリア)、世界ランク41位の錦織圭、第3シードのD・シャポバロフ(カナダ)らを破る快進撃を見せていた。

決勝戦、ハリスは8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得。しかし、カラツェフの強烈なフォアハンドに苦しみ3度のブレークを許した。リターンゲームでもストローク戦で攻め込まれたハリスは1度もブレークを奪うことができずに、1時間15分で力尽きた。

男子プロテニス協会ATP公式サイトにはハリスのコメントが掲載されている。

「今週は7試合を戦って、ポジティブなことがたくさんあったよ。今日のアスラン(カラツェフ)はあまりにも素晴らしかった。このようなことが起こることもあるけど、今週の大きな収穫をすべて生かして次の大会につなげていくしかないね」

一方、ツアー初優勝となった27歳のカラツェフは今季、2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初の本戦出場ながらベスト4に進出し躍進を果たすと、今大会ではA・ルブレフ(ロシア)らを下し決勝に駒を進め、悲願のタイトルを手にした。

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