男子プロテニス協会のATP公式サイトは22日、世界ランク39位の
錦織圭のATPマスターズ1000でのこれまでの戦いを特集。インタビュー内容とともに24日に開幕するマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)への抱負が掲載された。
錦織はこれまで、ATPマスターズ1000の2014年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/ マドリッド、レッドクレー、ATP1000)、2016年のマイアミ・オープンとロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)、2018年のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、 レッドクレー、ATP1000)の4大会で準優勝を果たしてきた。
今週から始まるマイアミ・オープンを前に、ATPは錦織へインタビューを敢行。一問一答形式で錦織が質問に答えた。
Q.好きなATPマスターズ1000の開催地とその理由は?
A.マドリッドではうまくいったことがあるから、マドリッドだと思う。モンテカルロも好きだけど、やっぱりマドリッドが1番だね。
Q.最も優勝したいマスターズ1000は?
A.住んでいるところが近いから、マイアミだ。昔、あそこでジュニアのトーナメントをやったことがあったからいい思い出がある。
Q.マスターズ1000での最高の勝利は?
A.2018年のモンテカルロ。あそこではかなり優秀な選手に勝つことができた。けがに悩まされていたけど、初戦の
T・ベルディヒ(チェコ)戦から自信がついて、どんどん勝てるようになった。決勝では負けてしまったけど、あの大会は僕に大きな自信を与えてくれた。けがから復帰した後、僕はとても苦労した。あの大会でいろいろなことが変わったんだ。どの試合もタフだった。準決勝の
A・ズベレフ(ドイツ)戦では、すべてがとても激しかった。2人とも勝つに値した試合だったから。素晴らしい試合だったよ
2018年のロレックス・モンテカルロ・マスターズで錦織は1回戦でベルディヒを下すと、2回戦では当時世界ランク49位の
D・メドベージェフ(ロシア)、3回戦では
A・セッピ(イタリア)、準々決勝では
M・チリッチ(クロアチア)を破り4強入り。準決勝ではズベレフに勝利し決勝に駒を進めたものの、決勝では
R・ナダル(スペイン)に屈している。
Q.マスターズ1000におけるオフコートでのお気に入りの思い出は?
A.シンシナティでは、家を借りているんだ。巨大な家を。今まで経験したことのないこと。とても楽しかった。地下には小さな映画館があって、プールもある。僕にとっては夢のような家だった。それがとても楽しかった。値段もそんなに高くないし、楽しかったよ
Q.マスターズ1000で最も過酷な試合は?
A.2014年のマドリッド決勝でのラファ戦だね。良いことも悪いこともあった。僕は自分の最高のテニスをした。最高の試合で、最高のスタートを切ることができたんだ。目を閉じてすべてを打ち込んで、それが入っていった。第2セットの後、足に違和感が出始めた。動けなくなってしまったんだ。残念ながらリタイアせざるをえなかった。思い出にはなったけど、ラファに勝つチャンスが少しだけあっただけに悲しい気持ちになったよ
2014年のマドリッド・オープン、錦織は
M・ラオニッチ(カナダ)や
F・ロペス(スペイン)、
D・フェレール(スペイン)らを下し決勝に進出。キャリア初のATPマスターズ1000決勝の舞台でナダルと対戦したが、6-2,4-6,0-3の時点で棄権し優勝のチャンスを逃していた。
Q.マスターズ1000戦いたい夢の相手は?
A.ロジャー(フェデラー)と対戦したい。彼は僕のアイドル。彼と対戦するのはとても楽しいから、あと何回か戦えれば最高。多くの経験を得ることができる。彼はきっとあと2、3年はプレーするはず。彼が引退する前に、あと2、3回は対戦したい。決勝戦があれば最高だ
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